先日は南側の沼田真田道(小峠)を歩きました。その後、権現峠から北側の街道で沼田を目指したのですが、途中の山の中で道を間違えたために道筋を歩けなかったため、今回はその逆方向から権現峠方向に向かうことにします。
※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
(承認番号 平19総複、第475号)
- 東源坂から利根川の先へ
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今日はJR沼田駅には遅めの11時過ぎに着きました。分岐点の東源坂の上へ直接向かいます。駅からは約1Kmほどの距離で11時40分に東源坂上へ着きます。
ここが先日通った東源坂の上の入口で、南側街道(小峠道)との分岐点です。「東源坂の小径」と名が付いており、下り口付近は階段になっています。
階段が降りると少し緩やかな道になり、見晴らしが良くなります。
県道を横切って下り切ったところで上越線を越えます。右奥が沼田駅方面で、残雪の雪山が綺麗です。
さらに国道120号線(沼田市街を抜けて日光へ行く国道)を横切るのですが、旧街道は国道の築堤に埋められています。
その先、さらに国道17号線を横切って行くと利根川に突き当たります。
かつての利根川の渡しは国道の新鷺石橋の少し上流にあったようです。
国道に戻り、新鷺石橋を渡って17号バイパスで少し北に行きます。
国道バイパスから見えるこの道が旧街道のようです。棚田のあぜ道で昼食とし、30分ほど休憩します。
棚田の中を行く坂道を上っていくと右上の公民館前に石仏群がありました。
その直ぐ先には川田城跡の説明板があり、まもなくT字路で県道に突き当たるので左に行きます。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
直ぐ先で国道145号線との十字路になり、ここは右折して国道を行きます。
角には古い道標があり、「南 屋形原」などと書いてあります。先日歩いた南側の街道の屋形原です。
国道もずっと緩い坂道が続き、少し行くと右に入る旧道があります。これも少しでまた国道に戻ります。
ガソリンスタンドの脇に石仏群がありました。
さらに国道を行きます。
祠と庚申塔が並んで立っています。
まもなく川田バス停があり、そこを右に入るのが旧街道です。
集落の中をぐるりと周りながら上っていくと見晴らしも良くなります。
集落が途切れた先は道路が改良されて日が浅いようです。
右の旧道へ入ります。
石仏群があります。
新道が出来てから、旧道はクルマは入らないようです。
旧道はほぼ真っ直ぐに上って行き、新道を横切ります。道はコンクリート舗装されているが徐々に草道化しています。
車道と合流してさらに上っていきます。
見晴らしの良い尾根状の所を行きます。石仏の背後には1軒だけ民家が見えます。
しばらく上りが続き、道も緩やかになったところに道標がありました。「右中山道」、「左山道」と表示されています。
そう、ここから右へ行く薮道が旧街道なのです。今は逆に左の山道がメインの舗装道になっているのです。
ここで時刻は14時です。
- いよいよ山道へ
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左の舗装路を行くと国道に出るようですが、右の薮道に入って行きます。
背丈近くある薮だが、それも100mほどで歩きやすくなります。
その先、Y字路ですが地図から判断して左に行きます。正解でした、なかなか良い雰囲気の道になってきます。
少し薮になっていますが、これくらいなら苦にならずに歩けます。
道端に石碑がありますが、文字はまったく見えません。
その先でまた少し薮道となります。
薮を抜けると右下から来る道と合流です。見たことがあると思ったら、先日道を間違えた場所でした。
(数日前に権現峠から逆方向で下ってきて、ここで旧街道を見落したのです。。。後日、書きます)
右の写真がそのY字路を逆方向から見たところで、山道の方はわだちがあるのですが、街道の方は轍も無く薮が深いのです。
先日下ってきた道もまもなく舗装の道になります。
雑木林越しに何かの建物が見えます。(この建物は地形図にも載っています)
その先、しばらく行くと今井集落の上に出ました。時刻は15時を回りました。
沼田市街地では桜は散っていましたが、ここでは今が満開です。
ここから先は権現峠からの逆方向で歩いているし、疲れたので今井集落の中を通って国道に出て、沼田駅行きのバスを待つことにします。
<平成19年4月>
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