先日は南側の沼田真田道(小峠)を歩こうとして、途中から道を間違えたために北側の権現峠に行ってしまいました。
今回はその時の権現峠から中山までのレポートです。
※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
(承認番号 平19総複、第475号)
- 権現峠から中山へ
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小峠かと思った峠を越えて横子という集落に出てしまったので、国道に出て権現峠に向かうと途中に沼田市と高山村の境界標識が立っていました。
国道の権現峠はバス停名称も権現峠になっていますが、峠の標識は消えかけています。ここが現在の峠で、右から沼田真田街道が合流します。旧権現峠はその旧街道を少し沼田側に戻ったところのようです。
時刻は3時少し前です、これから中山まで歩きます。
国道を下って行くと直ぐの左側にテーマパーク「大理石村・ロックハート城」見ながら右へカーブします。
街道はそのカーブの先で左に入ります。最初はここに気が付かずに先の方に行ってしまいました。
街道の路面は舗装されているが、笹薮が左右から追い被さっており、今ではクルマは通らないようです。
工場の裏を過ぎると左に別荘集落があり、杉林の中を抜けると前方が開けて来ます。
国道に合流する手前には石仏があり、標柱には「本宿(日向)道祖神」と書いてあります。この付近は圃場整備で本来の街道は失われているようです。
この辺りで国道に合流していたものと思われます。直ぐ先に大きな石仏がありました。
南側に見える山は小野子山と十二ヶ岳でしょうか。
まもなくの信号機で左から三国街道の東通りが合流してきます。中山本宿です。
少し三国街道に入ってみると古い重厚なお屋敷が何軒かあります。本陣や問屋などが残っているのです。
国道を少し行くと三国街道は右に別れます。
道標もあり、「川田村ヲ経テ沼田道・三国街道」などと刻まれています。
その近くで国道から左に別れる細道があったので入って行くと、石仏がありました。石仏があるのでこれが街道かも知れませんが、この付近の道筋はあまりはっきりしていないようです。
さらに細道を進んでいくと丘越えの小さな峠を越えます。そして集落に入ったその先はもう一つの三国街道(西通り)と交差します。
この三国街道を右に行くと本陣が今も残る中山新田宿です。
時刻は4時50分、今日はここまでとします。少し道を戻ったりしたので峠から2時間かかってしまいました。
国道を戻り、中山本宿で17:17発の沼田行きの始発バスを待ちます。
<平成19年4月>
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