１２年前に松本から高山までのバス旅をしました。当時は３本のバスを乗り継ぐ旅（中ノ湯と平湯温泉）でしたが、今回は逆コースで直通の特急バスでの旅です。

富山から高山へ

前夜は富山駅前のホテルに宿泊し、ＪＲ高山本線に乗って高山へ向かいます。
富山駅前には路面電車が走っています。


富山駅発８時８分、高山線の猪谷行き２両編成の気動車に乗り込みます。
富山駅も北陸新幹線工事の関係でしょうか、高山線の発車ホームが改札を出たすぐの１番線になっていました。（以前は島式ホームの端の切り欠きホームだったと思います）


朝の乗客はどこの地方線もそうですが、高校生でいっぱいです。途中駅では２本の対向列車と交換し、高校生もすべて下車して行きました。
雨の猪谷駅に着きました。もう少し季節が進むと雪になるのでしょう。神岡線の廃止で構内も広くて静かな駅です。


この駅でＪＲ東海の気動車に乗り換えます。乗り換えの乗客は１０名くらいです。
高山線は高山から流れてくる宮川沿いを何回も横切って進んでいきます。

高山から松本行き特急バス

高山駅には１０：１２に着きました。富山から約２時間です。
高山バスセンターは駅前にあります。高山駅周辺は観光の拠点でもあり、おみやげ店なども賑わっています。
最初は普通バスを乗り継いで新島々駅まで行こうと思っていたのですが、１０：５０発の特急松本行きがあり、その方が料金も安く松本駅への着時間も早いのでその特急バスに乗ることにします。 この特急バスは日に４往復で松本電鉄バスと濃尾バスが共同運行しています。乗車したのは松本電鉄バスでした。


１０名足らずの乗客を乗せたバスは発車してまもなく朝市を横目に見て市街地を抜けます。
特急バスは国道１５８号線をひた走り、４０分ほどで標高１４４５ｍの平湯トンネルに入ります。このトンネルは日本一の標高にあるトンネルとのことです。


トンネルを抜けると平湯盆地の展望が開けます。
バスは何回かのカーブで下り、右に安房道路を分けるとまもなく平湯温泉です。


平湯バス停では１０分ほどの停車時間があります。観光客も賑わっています。バスターミナルの上には温泉施設があるようです。


いよいよ安房トンネルです。この有料トンネルは平成９年に開通して高山・松本間が通年通行可能になったのです。 またそれを機に新宿・高山間の高速バスも運行されているのです。


トンネルを抜けると信号機のあるＴ字路で左に上高地方面への釜トンネルが見えます。国道１５８号線は右に行きます。


トンネルをいくつもくぐり、しばらく行くと右に梓湖、さらに左に稲核ダムを見ながら下っていきます。


道の駅「風穴の里」がありました。


島々を過ぎて交通量も多くなり、松本市内に入ってきました。


松本バスターミナルに着きました。発車ホームは建物内ですが、降車場は外の道路側です。 ここはＪＲ松本駅の前です。１３：０８で２分ほど早く着きました。
この後は中央本線に乗って帰途につきます。

１２年前のバス旅

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