羽州街道・金山峠から楢下宿へ


羽州街道・金山峠を下る

さあ、金山峠には休憩出来るベンチなども無いので早々に下って楢下宿を目指します。

羽州街道の説明板の脇からすぐに急な階段を下りて行きます。。説明の文字は一部が消えていて読みにくいです。
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楢下楢下

七曲りの急坂を下ります。一部は階段になっています。
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急坂を下り切ると沢沿いの歩きやすい道になります。このあたりは度々の増水で結構街道も壊れるようで、修復の説明が掲示されています。修復時に古い石積みが発見されたようです。
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沢沿いの道が続きます。
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茶屋跡には平場と石垣だけが草の中に残されています。路面の石畳は土に埋もれています。
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こちら側の街道は上山市により歩きやすく整備されています。
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石仏があります。
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一里塚跡です。
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ここにも石畳が。
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両側に石仏があります。
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金山から赤山集落

金山集落に出ました。
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古民家の先で車道に突き当たるので右に行きます。
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4〜5軒ほどの小さな金山集落はすぐに終わります。
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しばらく行くと県道に合流します。この県道は金山峠バイパスになるようだが、現在は工事を中断しているようです。
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2車線の広い県道はその先で峠から下ってきた県道13号線と合流します。
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すぐ先で街道は左に入れば赤山集落です。かつては間の宿として栄えたようです。前方に見える山は鉱山跡です。
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ここからは羽州街道経由の上山市内行きの山形交通の路線バスが出ます。1日4本、ちょうど第3便のバスが発車を待っています。このバスに乗ってもいいのだが、まだ時間が早いので歩きます。
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街道は集落の先で高畠から来る県道268号線と合流します。かつての街道はここは直進していたのでしょうか。
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石仏があります。野猿もいます。山の中からキーキーと鳴き声も聞こえます。
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その先県道はバイパスで直進するのだが、街道は左に分かれます。
分岐部分には旧道跡が残されています。
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右側に石仏があります。
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楢下宿

楢下の集落が見えてきました。集落の手前に一里塚跡があります。
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まもなく滝沢屋が下町から移築保存されて有料公開されています。手前の建屋は管理棟。
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民家の敷地内に背丈以上の大きな馬頭観世音の石碑があります。
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その先には吉川屋(武田家)が保存され無料公開されています。
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只の曲がり屋では無くW型になっています。
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まもなく郵便局のところで右に入るのが街道です。この郵便局が番所跡のようです。直進する道は明治になってからの道です。
街道の下り坂を下りて行くと、左に藁ぶきの橋本屋、さらに新橋(新町めがね橋)を渡り、その先で左に行きます。
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新橋はアーチ型の石橋でそれまでの木橋を明治期になってから架け替えた橋です。
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下町(本町)で修復中の曲がり屋(庄内屋)の前を通った先の藁ぶきの曲がり屋は大黒屋。その向かい側には本陣跡(塩屋)がある。
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その先また突き当たるので左に行きます。
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上り坂になってまた石橋を渡ります。先ほどの新橋と同じアーチ石橋の覗橋(下町めがね橋)で、これも明治期に造られたものです。いづれも上山市の文化財に指定されている。
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左に山田屋を見ながら行くとまもなくT字路で明治県道と合流して右へ行きます。T字路の正面に観音堂があります。
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宿を出ると県道バイパスと合流します。
時刻はまだ14:05、上山を目指して県道街道を歩きます。
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<平成28年10月>


次は上山宿へ


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