- 羽州街道・干蒲(ひがま)宿から金山峠
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先日の羽州街道は奥州街道との追分から関宿(七ヶ宿町)まで歩いた。今回はその先を歩くことにするのだが、日帰りの日程になってしまったので干蒲までは路線バスに乗って上山宿を目指した。
関宿から干蒲宿は後回しとしたのです。(関宿から歩くと金山峠付近で日が暮れてしまうから)
朝日のあたる東武東上線「つきのわ駅」を6時過ぎの電車に乗って出発します。
大宮駅からは東北新幹線のやまびこ123号。
白石蔵王駅には9時過ぎに着きました。
駅前から七ヶ宿町営バスに乗ります。料金は均一料金で50分も乗って¥200です。
七ヶ宿役場からはさらに干蒲(ひかば)行きに乗り変えます。
バスはほぼ国道113号線になった羽州街道を滑津宿・峠田宿・湯原宿と、3つの宿場を通って行きます。
バスは自分ひとりの貸し切りでした。約30分の乗車で¥200を支払い、峠に一番近い終点の干蒲で下車します。
バス停は干蒲宿の北端です。ここから街道歩きです。時刻は10:50、熊鈴とGPSの準備をして出発します。
県道13号線を少し行けば街道は左に分岐します。
干蒲は間の宿ですから峠を控えての補助的な宿場だったようです。
山奥の方で何か工事をやっているようでトラックが頻繁に通るようです。
しばらく行くとトラック道から草道に入ります。
田んぼの脇を行きます。いよいよ旧街道の峠道らしくなってきました。
日影の湿った草道にはイノシシがほじったらしい跡(イノシシはミミズが好物らしい)がいくつも見られます。
その先は山道になります。
途中までは草刈りがしてあるのだが、奥に行くと草が。。。
100mほどの距離を草をかき分けて行きます。少しは人が通った跡があります。ここが車で来れるところだったら刈り払い機を積んで草刈りに来たいところなのだが。。
まもなく遠くに建屋が見えてきました。
鏡清水です。これが白石川の源流となる湧水なのです。かつて姫君がこの水面を鏡にして身だしなみを整えたそうだ。
ここで先ほど別れた県道13号線と合流します。
そしてすぐ先が金山峠です。標高623mでそれほどの高さではないが、奥羽山脈の分水嶺でここからは山形県上山市となります。
峠の切通しの右上には不動尊が祀られている。
左側にあるこれは茶屋の跡でしょうか、発掘調査中のようです。
県道は真っすぐに行くが幅員は狭いようです。街道はここから左下に下りて行きます。
下り口のところに街道の説明版。
そこからの展望はこんなものです。只今の時刻は11:30、休憩場所もないのですぐに下ることにします。
<平成28年10月>
次は楢下宿
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