- 関宿から滑津宿へ
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前夜は白石駅前のビジネスホテルに泊まり、朝7時半に駅前から出る七ヶ宿町営バスに乗ります。乗っているのは殆んどが七ヶ宿終点まで行く通学の高校生でした。このバスにも乗り切れないため、生徒専用バスも同時刻に出て行きました。
途中は乗降客は少なく約50分で8時16分に終点の役場前に着きました。
七ヶ宿役場からすぐのところが今は113号線国道の関宿の街並みです。
古い街並みはちょっと少ないが、各戸に屋号が掲げられています。
石仏と地蔵があります。(西を向いている地蔵は後述の振袖地蔵を参照ください)
まもなく宿場街を抜けます。
歩道の無い国道になった街道を歩きます。
国道の新橋が出来て使われなくなった橋が残っています。
道端の石仏のようだが、文字は見えません。
カモシカが出没するんですね。
カモシカは見られませんが、野猿が何かを食べていました。
昨年の金山峠の下りでも野猿を見ました。
これも古い橋の橋台跡でしょう。流れる川は白石川です。
次の宿場、滑津宿に入ります。このあたりの羽州街道は山中七ヶ宿街道とも呼ばれているようです。
文化財に指定された藁ぶき屋根の安藤家があります。
安藤家の向かいにはこれも歴史を思わせる蕎麦屋があります。
国道は左にカーブするが旧街道は直進して枡形に入ります。枡形とは直角に曲がる街道の道のことです。大抵、宿場町の出入り口にあります。
街道もすぐにまた国道に合流し、宿を出ます。
- 滑津宿を出て湯原宿まで
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振袖地蔵があります。
七ヶ宿街道の説明板もあります。
その先にわらじ街道という標識が山の方を指しているが、何なのかわかりませんでした。旧街道なのか?
滑津大滝の入り口に着きました。ここで休憩ついでに滝を見ることにします。
滑津大滝を見た後、羽州街道歩きを続けます。
ここで左に旧道が分かれます。今まではずっと国道歩きだったのだが、ここでクルマの来ない静かな旧道になります。
大きなわらじが祀ってあり、その脇に親子松の跡があります。
かつてはこのような親子松だったようですが、最近になって枯れてしまったようです。
街道を進んで行くと国道の下をくぐります。路肩に残雪が目立つようになります。
その先で白石川を渡ります。並行しているパイプラインは新潟から仙台へ送るガス管のようです。
無住と思われる藁ぶき屋根の家があります。
ここで右に「滑津小滝」と書いてある草道を下りれば滝が見られます。
まもなく又国道113号線に合流です。
この国道の下に天然ガスのパイプラインが埋まっているようです。
お地蔵さまがあります。
左に行けば七ヶ宿スキー場がです。
峠田宿ですが、あまり昔の面影はありません。すぐに宿を抜けます。
道路わきに山の神があります。
左に古い橋があったようですが、今はありません。
- 湯原宿から干蒲宿へ
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湯原宿に入りますが、ここは少し手前の集落です。
石仏があります。
ここで右に入ると湯原宿です。
宿の街並み、本陣跡は標柱だけです。
本陣跡のところで直角に左に曲がり、国道に出る手前(工事車両のところ)で右に曲がります。枡形です。
ここで国道に合流して湯原宿を出ます。
その少し先で街道は国道から右へ別れて県道13号線になります。
4月はこの先の金山峠がまだ冬季通行止めになっています。このため、ここからの走るクルマはほとんど来なくなります。
残雪が結構あります。
ここにもお猿がいました。地面を掘って何かを食べています。
干蒲宿に入りました。
町営バスの始発バス停「干蒲」に16時ちょうどに着きました。ここからバスに乗り、役場乗り換えで白石に戻ります。
今回の街道歩きは歩道無しの国道を歩くことが多かったが、クルマは少なめなのでまあ安全に歩けて良かったです。
<平成29年4月>
次は金山峠へ続きます
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