羽州街道・小坂峠から材木岩公園まで


羽州街道・小坂峠から上戸沢宿へ

小坂峠を休憩なしで下って七ヶ宿町を目指します。時刻は11:25、ここからは白石市になります。
峠から県道の車道を50mほど行くと左側に神社。標識も無く鳥居には名前が書いてあるみたいだが、消えかけていて神社名は読めない。ネットで調べると萬蔵さんを祀る神社と言う。 おりしも大勢の人が祈願をしている。それで峠にいっぱい駐車しているクルマがあったのか。
七ヶ宿七ヶ宿

その先、閉店した茶屋の先で左に分岐するのが熊谷萬蔵さんが建立した萬蔵稲荷神社の表参道だ。参道の100mほどは草道になっており、これが旧街道のようにも思えてしまう。
七ヶ宿七ヶ宿

その先の参道にはいくつもの鳥居が奉納されている。ここに駐車場があるので皆ここから入るのでしょう。鳥居は100本以上あるという。
七ヶ宿七ヶ宿

平坦なその参道の鳥居を3〜400mくぐって行けば神社の本殿がある。
七ヶ宿七ヶ宿

参拝を済ませて街道に戻って県道の坂道を下ります。気温表示が23度を示している。
しばらく行くと右に案内板がある「上戸沢宿」に入ります。時刻は12:10。
七ヶ宿七ヶ宿

宿の入口右側には石仏と小さなお社があります。
七ヶ宿七ヶ宿

古そうな家があり、その先に番所跡の標柱が立つ空き地がある。
七ヶ宿七ヶ宿

検断屋敷跡があるが、この建物はこの先の材木岩公園へ移築されているとのこと。。検断屋敷とは仙台藩の役所でこの宿場を統括するところだったようです。 この宿場には本陣が無かったのでここがその役目もしていたと言いいます。
七ヶ宿七ヶ宿

面影のあるなかなかの屋敷がある。
七ヶ宿七ヶ宿

そう、このあたりの街道は七ヶ宿街道とも呼ばれているのだ。
(下の写真はクリックすれば拡大します)
七ヶ宿七ヶ宿

路線バス(白石市民バス)は週に2日(火・木)、日に2便のみ運行されているようです。
七ヶ宿七ヶ宿

谷川の向こうに藁ぶき屋根の家が見えます。
その先で県道に合流します。
七ヶ宿七ヶ宿


下戸沢宿から材木岩公園へ

またしばらく県道を下って行きます。
七ヶ宿七ヶ宿

橋で谷川を渡る手前に左に入る草道があり、100mほど入ってみるが藪で行き止まり。。。
七ヶ宿七ヶ宿

多分この道は橋の先のここに出てくる旧道ではないだろうか。。
その先は白石湯沢温泉への入口だ。
七ヶ宿七ヶ宿

道脇に大黒天とかの石仏が立っている。
七ヶ宿七ヶ宿

まもなく下戸沢宿だ。今では数少ない藁ぶき屋根の家がいい。時刻は13:15、ここまで上戸沢から1時間である。
七ヶ宿七ヶ宿

現在も住居として使われている古い家。
七ヶ宿七ヶ宿

自販機と下戸沢バス停。ここにベンチがあったので少々休憩。すぐそばの家のワンちゃんが姿は見えないがワンワンと吠えている。
七ヶ宿七ヶ宿

S型になった道を過ぎれば宿の出口だ。
七ヶ宿七ヶ宿

左に石仏、右に宿場の標識。
七ヶ宿七ヶ宿

その先、車道は左にカーブすれば街道の近道だが、旧道は右の細道を行く。
七ヶ宿七ヶ宿

すぐに白石から来る車道に突き当たるので街道は左に行く。
七ヶ宿七ヶ宿

しばらくは平坦で真っすぐな街道を行く。
七ヶ宿七ヶ宿

ここで右にカーブする道は国道へのアクセス道。街道は左に行けば材木岩公園に入る。
七ヶ宿七ヶ宿

公園内には3棟の藁ぶき屋敷が移設展示されている。それは展示館・農家レストランや売店として営業されているようだ。
七ヶ宿七ヶ宿

右に見える材木岩は高さ65m、幅100mとのこと。
七ヶ宿七ヶ宿

展示館の先には氷室が再現保存されている。
川の向こうの材木岩、結構崩れています。
七ヶ宿七ヶ宿

ここで前方にダムが見えてきたところで通行止め。落石の危険があるため歩行者も通れないようです。
ここからダムに登れれば近いのだが残念。ベンチで少々休憩してから国道に戻って大きく迂回して行きます。
七ヶ宿七ヶ宿



<平成28年6月>


次は七ヶ宿へ続きます


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