羽州街道・追分から小坂峠まで


福島県桑折の追分から羽州街道を北へ向かいます。
奥州街道追分〜小坂宿へ

新幹線から東北線に乗り継いで桑折駅に着いたのは8時20分。桑折駅舎内には観光展示室があり、ここに羽州街道の石畳の写真が掲示されていましたが、 場所がはっきりとわからないので写真を頭に覚えておきましょう。
小坂小坂

ここが駅から徒歩5分ほどのところにある奥州街道との追分です。右が奥州街道で左に行くのが羽州街道です。
追分交差点には石仏や道標、最近になってあずま屋も造られました。
小坂小坂

(左の写真はクリックすれば拡大します)
小坂小坂

追分から少し歩いたところに、事前調査ではわからなかった旧道の細道が100mほどありました。
小坂小坂

細道から車道に出たところに一里塚跡の標柱です。
この先は東北本線の線路により街道は消滅しており、少し先で線路をくぐって線路の西側に出ます。
小坂小坂

線路から少し西のところのト字路を右に行くのが街道のようです。
その先、街道は県道353号線と合流して進んで行きます。
小坂小坂

小学校に突き当たったところは右に行きます。
小坂小坂

古い家もところどころにあります。
集落を抜けると右側に田園風景が広がります。
小坂小坂

東北自動車道をくぐった先に明治天皇行幸記念碑があるミニ公園があります。
小坂小坂

かつての街道はこの公園内を通っていたようです。
その街道の両側に石垣があるが、これは半田鉱山の銀鉱石を輸送するリフトの基台跡であるとの説明書きが立っていました。
(左の写真はクリックすれば拡大します。赤の現在地は矢印が消えているが、Aの位置です)
小坂小坂

県道353号に戻って進みます。
小坂小坂

その先は左にカーブし、大カヤの木の標柱があるが、ちょっと街道から離れたところにあるようです。
小坂小坂

板塀のある大きな屋敷が見えてきました。
小坂小坂

その屋敷の横で車道は右にカーブするが、直進する草道に羽州街道の標柱がある。 これが桑折駅で見た石畳のある旧街道写真なのです。この草道が羽州街道なのでしょう。
小坂小坂

屋敷の先で右に曲がれば街道はまた県道に合流します。
小坂小坂

神社の前では右に曲がり、街道を進んでいきます。
小坂小坂

小さな橋を渡って国見町に入り、まもなく県道46号線に突き当って左に行けば小坂宿です。
小坂小坂


小坂宿から小坂峠へ

羽州街道の説明書きがあります。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
小坂小坂

小坂宿は坂道の宿場町です。リニューアルされた古い町並みがあります。
小坂小坂

右へ曲がるとさらに勾配がきつくなり小坂峠への上りになります。
小坂小坂

「熊注意」の看板があるので熊鈴を付けて歩いていきましょう。
ただ今時刻は10:10、今朝は朝が早かったので街道から少し右に入ったところに展望が良い農道があったのでここで昼食休憩とします。 ここには湧水が汲めるところもある。
小坂小坂

30分ほどの休憩で再び歩きます。
釣り堀屋の廃屋が草に埋もれています。
小坂小坂

大きな萬蔵稲荷の鳥居をくぐって進みます。
小坂小坂

車道が大きく左にカーブするところに水車のある廃屋や水場があります。ペットボトルを何本も持って水を汲みに来ている人がいました。
小坂小坂

街道はここで車道と別れて山道に入ります。
小さな谷川を渡った先で街道は2つに分かれ、左は古い街道でかなり急坂のようです。今日は右の慶応年間に整備された新しいほうの街道を行くことにします。
小坂小坂

この道、幅は広いのだが踏み跡が無い完全な草道です。ここを歩く人(動物も?)は少ないのでしょうが、藪にはなっていないので助かります。
小坂小坂

カーブのところに石仏があります。
小坂小坂

倒木もそのままになっています。
小坂小坂

50分ほどの登坂で前方に建物が見えてくると小坂峠です。
小坂小坂

見晴らしがいいです。急坂階段の古道もここで合流します。標高は450mくらいでしょう。
小坂小坂

峠の建物は峠の茶屋だったようだが、今は茶店はやっていないようだが無人では無さそうです。
ここで大回りしてきた県道と合流し、これからは下り坂なので楽になので休まずに行きます。時刻は11:20です。
小坂小坂


<平成28年5月>


次は七ヶ宿へ続きます


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