奥州街道・矢吹から須賀川へ

矢吹町に入る

旧街道には行政区分の標識は出ていないのですが、地図によればこの辺りから矢吹町に入ります。
松並木の先には茶屋跡の説明がありました。
(右の写真はクリックすれば拡大します)
矢吹矢吹

まもなく阿武隈高原道路の上を横切ります。この有料道はすぐ先で東北道に接続しているようです。
矢吹矢吹

その先で信号機のある十字路を越えると標高310m程の峠になります。この峠の辺り、街道は右の山中を行っていたようですが今は入口がわかりません。
矢吹矢吹

車道をそのまま行って峠を下り、大和久宿に入ったところで街道は右から合流してきます。草道のいい雰囲気みたいなので入って見ようかとも考えましたが、今日は先を急ぐことにします。
矢吹矢吹

宿場を抜けたところに石仏群が大切に保護されています。
矢吹矢吹

この石柱には読みにくくなった観世音の文字が見えますが、道しるべと兼用なのかも知れません。
矢吹矢吹

矢吹宿に入りました。
矢吹矢吹

洋風の建物もあります。
お地蔵様です。
矢吹矢吹

街を抜けてしばらく行くと国道4号線に合流し、15時20分鏡石町に入りました。
矢吹矢吹

鏡石町から須賀川へ

国道の歩道を歩いて行くと、駐車スペースのあるところの先で旧街道は左に別れます。
静かな久来石宿です。
矢吹矢吹

久来石宿を出ると国道を斜めに横切って直進します。この辺りは旧国道4号らしく歩道もちゃんと付けられて歩きやすいです。
路線バスとすれ違いました。乗客は少なく淋しいです。
矢吹矢吹

明治天皇の碑があります。この辺りが笠石宿のようです。
矢吹矢吹

鏡石の宿に入りました。
駅は街道から右に400mほどのところです。時刻は16時30分、もう疲れたのでここから今日の宿泊地である須賀川まで電車に乗ろうか考えたのですが、ホテルが駅から離れた奥州街道沿いなのでなんとか須賀川まで歩くことにします。
矢吹矢吹

夕暮れの中をトコトコ歩いて国道の脇まで来ました。時間も17時を回って日も暮れ、辺りは暗くなり写真はうまく撮れません。
矢吹矢吹

国道に沿った道を行くと突然一里塚の標識が目に入りました。 デジカメのストロボでは距離のある塚の写真はシルエット程度にしか撮れません。旧街道には道路照明も無いので真っ暗で反対側にも塚があるのには気が付きませんでした。
矢吹矢吹

一里塚の先は分離帯のある国道118号線が横切っており、左に少し行って国道の横断歩道を回って直進します。 この先の街道は東北本線を渡るのですが、踏切が廃止されているため北に数百メートル迂回して街道に合流します。
須賀川市内に入り宮先町の予約したホテルに着いたのは18時を回っていました。
今回は右の写真のように国土地理院の地図に街道を赤線で記入して辿って歩いています。
矢吹矢吹

<平成20年10月>

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