女街道2

和美峠を下る

この和美峠には何もありません、あるのは県境の標識と電光式の表示板だけです。休まずに下ります。
5〜6分歩いていくと右に下る道があります。
和美峠和美峠

県道は真っ直ぐに行きますが、こちらが旧街道の道のようです。
右がキャンプ場で左が別荘地のようなところを通り、まもなく前方に遠回りしてきた県道が見えてきます。 その県道に突き当たる少し手前に右へ入る山道があります。その道に入っていきます。
和美峠和美峠

最初はタイヤ跡もある道なのですが、少し下っていくと落ち葉が厚く積もって人の足跡も無い状態なります。
和美峠和美峠

でも何とか道型になっています。しかしその切り通しの先が急に斜面になって道型が無くなります。
和美峠和美峠

道があったとは思えない急斜面を下りていくと尾根のような所に出ます。マンホールもあります。この地下にはガス管が埋設されているようなのです。ですからここは道跡なのでしょう。
和美峠和美峠

その先で眼下に県道が見えて来て合流します。
この辺りは県道も狭く、曲がりくねっています。クルマは時々来る程度です。
和美峠和美峠

まもなく上信越道の下をくぐります。高速道はトンネルとトンネルの間でこの谷を越えているのです。
その先で大橋という小さな橋を渡ります。
和美峠和美峠

その橋の数メートル上流側には昔の橋の跡が残っています。古い親柱と基礎の石積みでそれとわかります。
和美峠和美峠

大橋を振り返ると右に旧橋に入る部分が良くわかります。
その先にも沢を渡る現橋の隣に旧橋跡があり、朽ちた桁も少し残っています。
和美峠和美峠

これは3つ目の旧橋です。石積みが綺麗に残っています。
和美峠和美峠

前方が開けて農地も見えてきました、人里が近いようです。右へ下りていく農道があり、旧街道のような気がするのですが、行き止まりになるみたいなのでそのまま県道を行きます。
和美峠和美峠

県道バイパスから右に入って初鳥屋集落に入ります。
和美峠和美峠

集落の東側を下っていきます。
和美峠和美峠

T字路に突き当たって左に行くと初鳥屋バス停がありました。この工事中の大きな家は旅籠だったのかも知れません。
現在時刻は14時50分、最終バスの15:45の発車まではまだ1時間近くあります。
和美峠和美峠

下仁田に向かって

バスの発車まで時間があるので次のバス停まで歩くことにします。
右の写真は振り返って見た初鳥屋集落です。静かな山間の集落です。
和美峠和美峠

県道に合流すると前方にすごい絶壁が見えてきます。直下で見上げると怖いくらいです。
和美峠和美峠

その直下には馬頭観世音があります。右側は鏑川の流れです。
和美峠和美峠

その先の切り通しの外側に入る旧道がありました。切り通しが出来る前の道のようです。
するとそこには石仏群です。これも道路改良でここに集められたのでしょう。
和美峠和美峠

県道を進むと深い谷の鏑川を渡る大きな橋があります。その橋の手前を左に入る道があるのですが、国土地理院の地形図には載っていません。
和美峠和美峠

川沿いに行くので旧街道かも知れないその道を行きます。
和美峠和美峠

沢に突き当たったところで車道と合流して川沿いの道となります。ここは瀬成の集落です。
和美峠和美峠

道沿いには石仏もあります。
和美峠和美峠

さらに進んでいくと橋が見えて来て、県道(バス道)に戻れるようですがもう少しまっすぐ行ってみます。
和美峠和美峠

初鳥屋から歩くこともうすぐ1時間です。 対岸の県道に乗車予定の折り返しバスと思われる姿が初鳥屋に向かっていくのが見えました。
この坂道を上がったところの大栗集落の手前に右下に下りる歩行者用の道があり、その先の小さな橋を渡って鏑川の右岸の集落に出ると大栗バス停でした。
下仁田駅行きの「しもにたバス」が定刻の15:49よりも2分遅でやってきました。下仁田駅には16:15に着き、5分後の高崎行き下仁田電鉄に乗って帰途につきます。
和美峠和美峠


<平成20年5月>



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