松之山街道８ 十日町〜栃窪峠 宿泊した十日町市内のホテルを７時１０分にチェックアウト、ホテル前の通りは国道１１７号線でもあり、旧松之山街道です。今日はここから栃窪峠を越えて塩沢まで歩きます。 （十日町の少し西側はタクシーでパスしてしまいました） あまり古い家並みは残っていないが、雪国らしい雁木の続く十日町のメイン通りです。 商店街を抜けると左側に「善光寺・松之山街道・北国街道」の標識があり、この辺りは３つの街道が重複されているようです。 右側には大きな供養塔が立っていました。 その先で街道は国道から左に離れます。 少し行った先のＹ字路は善光寺街道との分岐です。松之山街道は左に入って栃窪峠に向かいます。 街道らしい雰囲気になってきました。石仏群もあります。 まもなく中村集落を通過します。 県道に合流して歩道は無いが広くなった街道を行きます。 途中２回羽根川を渡り麻畑集落を過ぎて羽根川沿いの道になります。麻畑にはかつて庄屋が置かれ、荷物の中継や旅人の便宜を図ったと言う。 山が迫ってきたところに二ッ屋温泉があります。 その先は人家は無くなり、山と田んぼだけになります。 二ッ屋から１Ｋｍほどのところで左に入る道があります。これが街道のはずです。 この道は小貫沢沿いに栃窪峠を目指す旧街道です。今は農道として利用されているのみのようです。 少し行くと橋の無い沢を渡ります。クルマや農耕車はそのまま渡れますが、歩行者は飛び石伝いに渡ります。 その先で写真のようにクルマも入らない草の生い茂る道になってしまいます。この先にはもう農地は無いようです。 人もほとんど入らないような道です。最初はなんとか道型がわかるのですが、まもなく道らしさは無くなります。 草木も深く、足元は雪で押された草木の上に乗って進む状態です。沢の向こう岸も藪状態です。 前方の峠方向を見てももう道らしい筋も見えないので、残念だがここで県道まで引き返すことにします。 旧街道を４０分ほどかけて来たところを３０分で県道まで戻り、車道経由で栃窪峠を目指します。 途中の辰ヶ平集落内には二十三夜塔が立っていました。 旧街道の分岐点から１時間１５分ほどで栃窪峠です。時刻は１２：２０です。峠は十字路となっており、左右に走る道は尾根を行く魚沼スカイライン道路である。 ＜平成２１年５月＞ 次へ Copyright (C) 2009 JA1KLB