須賀尾峠〜長野原

須賀尾峠を下る

峠のすぐ右上には首の欠けたお地蔵様が建っていました。国道406号線は峠のすぐ先で左に大きくカーブして行きます。 すぐ右側に少しの駐車スペースがあり、そこから右下を覗いてみます。
須賀尾峠須賀尾峠

するとありました旧道跡が。。落ち葉が厚く積もって倒木などもあるが、道型がカーブしながら下っています。
須賀尾峠須賀尾峠

その道型に沿って下っていくとまもなく国道に合流します。
国道を少し歩いて行くと、今度は左ヘアピンカーブの外側下から旧道跡が続いていました。
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これもまた国道ののり面の上に出てしまいます。国道工事で削りとられてしまっているのです。その先の道筋は解らなくなりますので またしばらく国道を歩いていきます。歩道は無いのですが通るクルマも少ないので助かります。
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ヘアピンを何回か曲がって下って行くと旧道のような分岐があります。それを入ってみましたが行き止まりになってしまいます。 その傍らには写真のような今は使われていない石積みの室のようなものがありました。何に使っていたものなのでしょうか、中は空洞になっています。
その先にも右への分岐がありましたが、それも行き止まりのような感じでした。
須賀尾峠須賀尾峠

このあたりから旧道は右に下りて行くはずなので、さらに国道を歩きながら右下に注意しながら行きます。
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見えました、旧道らしき跡が。。国道のガードレールを跨いで高さ5mほどのり面を下りたところから道型が続いていました。
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途中では2カ所ほど路面が崩壊しているところがありますが、概ね道筋が歩けます。でも今は山道としても認識されていないようです。
しばらく行って国道に突き当たったところでは、その国道橋の下をくぐり抜ける歩道が出来ていました。
須賀尾峠須賀尾峠

倒木もありますが感じの良い山道になった旧街道です。
まもなく前方が明るくなって、また国道に出ます。丁度そこには湧き水が汲めるようになっていました。
須賀尾峠須賀尾峠

向こう側に見える塔は携帯中継のものと思われます。
旧道は国道を横断して続いています。路面は古いコンクリート舗装になっていますが、今はほとんど使われていないようです。
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まもなく道は左側の柵に沿うようになり、前方に砂防堤が見えて来ますが薮が深くなります。そして急な階段道を下りることになります。 ここは砂防ダムのために旧道は失われて付け替え道になっているようですが、通る人はいないようで荒れています。
須賀尾峠須賀尾峠

階段を下りたところでまた国道に出ました。その砂防ダムが見えます。
その先、国道の左カーブの先で旧道は右に入ります。
須賀尾峠須賀尾峠

狭いがなだらか舗装の道が続きます。
須賀尾峠須賀尾峠

再度国道を横断しますがすぐに合流し、前方に横壁集落が見えて来て国道のセンターラインも無くなります。
須賀尾峠須賀尾峠

前方の突き当たりのようなところを左に行くのが旧街道でしょう。 国道は右に行き道幅が極端に狭くなり、1車線になっています。
旧街道の方に入って行きますが沢を渡る部分が工事中で通行禁止になってしまいました。この工事は国道406号線バイパスの工事でしょう。
須賀尾峠須賀尾峠
長野原へ

戻って集落内を下り、その先で左の道に行ってみると、国道145号バイパスの部分開通部に出ました。2つの大きな橋で吾妻川を渡って長野原方向に向かいます。
その橋の上から南側を見ると崖になっていますが、その崖の上をかつての旧草津道が通っていたようです。
すぐ下流側では大掛かりなJR吾妻線の新橋工事が行われています。このあたりは八ッ場ダム工事の関係で工事完成後は風景が大きく変わるようです。
須賀尾峠須賀尾峠

その先で長野原駅方向に右折して暫定国道バイパスに入り、まもなくの左側の道に入って行くと、旧街道のようです。この道は国道バイパスと吾妻川の間を行きます。 途中、民有地になっているところが1カ所あるが、階段で短絡道に付け替えられています。またその先の三叉路は右に下ります。
須賀尾峠須賀尾峠

三叉路からは戻るように下る旧道は今も歩行者には使われているようで、その先は琴橋で吾妻川左岸に渡ります。
須賀尾峠須賀尾峠

琴橋を渡って石仏のある坂道を上りきると車道に出ました。旧国道145号です。
ここを左に行けば長野原宿ですが、今日はここまでとします。右へ5〜6分ほど行けば長野原草津口駅です。 この駅は市街地の宿から離れているのです。
須賀尾峠須賀尾峠

乗車した電車は16:04発、国鉄色の115系の高崎行きでした。
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<平成20年5月>




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