- 白河から
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朝6時の電車に乗って東北本線に乗り継いで白河駅には10時過ぎに着きました。
今日はここから奥州街道を北に向かいます。
駅前通りを200mほど行った信号で左に行くのが奥州街道です。先日はここまで歩いてきたのです。
少し行くと突き当たりになるので右へ行きます。そしてすぐ先を今度は左に行きます。かつての枡形です。
この白河(白川)の宿場町は昔の面影はあまり残っていないようです。
その先でまもなく左に行きます。
国道294号線です。前方に東北本線のガードが見えてきます。
煉瓦造りのガードには「陸羽街道架道橋」と表示されています。奥州街道は明治になってからは陸羽街道と呼ばれているようです。
田町大橋を渡ると向寺集落です。
向寺集落を過ぎると切り通しの右上に登る急階段があり、その上に石仏群がありました。これは何も表示がないので事前にわかっていないと見過ごしてしまうところです。かつては国道の切り通しは無かったので峠道だったのでしょう。
緩い下り坂を行くとカーブの左側にはフェンスに隠れるように石仏群があります。
その先のY字路を右の旧道に入って行きます。
静かな旧道を行くと右側に「遊女志げ女の碑」があります。
その先はすぐに国道4号線に合流します。
国道を行くと左側に倉庫のような建物があり、それの裏側を沿うように回る旧道があります。そして再度国道とは斜めに交差して旧道が続いています。国道には横断歩道が無いのでクルマには注意して横断します。
閉店した蕎麦屋の脇に石仏があります。
まもなく萱根集落(根田宿)でT字路に突き当たり、右に行きます。右角には醤油工場兼簡易郵便局です。
集落を出たところで左に入ります。
山際の井戸の所に祠と石仏があります。
民家の入り口の石仏を見ながら行くと、まもなく国道4号線に合流します。
歩道橋からの眺めもなかなかいいものです。左側の側道を歩いていきます。
まもなく国道は右にカーブしますが、街道は左です。
泉田集落です。
坂道にかかるところの石仏群です。
その先を右に入ると舗装が切れます。左に保育園と小学校を見ながら坂道を行くとY字路は左に行きます。この先は国土地理院の地図には記載されていません。
すぐに畑のあぜ道になり、その先は林の中になり薮の廃道状態で倒木が前方を塞いでいます。
倒木をくぐって行くと国道4号線の切り通しの上に出ました。ここで旧街道は途切れてしまっているのです。
- 消えた街道の先へ
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手前のY字路まで戻って国道に出ます。かつての峠道は今ではほとんど峠を感じさせない国道4号線になっています。
切り通しを行った少し先で右側に街道が現れます。
国道と並行して街道が続きます。左側を見ると国道の向こうには東北高速道が見えます。
国道の向こう側に集落が見えたところでガードレールの切れ目から階段を下り、すぐ先の信号機を渡って小田川宿に入ります。宿の入口には神社があります。
この宿には土蔵を持った大きな旧家があります。
宿の出口は道がわずかにS型になっていますが、枡形の名残でしょう。
宿を出て高速道の脇を行った先が良い雰囲気の街道です。電柱が見えなければもっといいのですが。
お地蔵様のあるちょっとした峠を越えます。ここまでが白河市で、この先は泉崎村になります。
<平成20年10月>
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・今回の奥州街道の探索は街道Webを参考にさせて頂きました。
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