- 天明宿
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佐野市の中央通りである街道に出ます。
なかなかの風格のある商家が並んでいます。店の前にベンチが置いてあるのがいいですね。蔵造りで現在も営業しているお菓子屋のようです。
屋根の上の店の看板もいいですね。
左の店は「紙 土佐屋」、右の店は「小沼呉服店」と書いてあります。
佐野駅入口を過ぎて、まもなく旧街道は左に入ります。
JR両毛線の踏切を渡ったあと、東武線をくぐって進みます。
その先の突き当たりは右に行きます。
結構交通量の多い県道になっているが、まもなく犬伏宿です。
この近くにかつて両毛線の犬伏駅があったが、利用者が少ないために廃止になったようです。JR両毛線にはこのような廃止駅が結構あるとか。。
左側に門構えの家があります。資料によると本陣は右側にあるというが標識がありません。発見出来ませんでした。
正面に見える小山は米山古墳で、それを回り込むように街道は宿を抜けていきます。
まもなく正面に見える東北高速道をくぐるのだが、かつての街道はその手前から左に入って高速道先の小川を渡っていたようです。
小川の先から少し旧道が残り、山側に石灯籠もありますが、またすぐに県道に合流です。
遠くに石切場のような山が見えてきました。
両毛線が行きます。
その踏切を渡ってからまた別の県道と合流します。
踏切には佐野街道と表示されています。
側溝蓋の狭い歩道を行くと、岩船地蔵堂があります。この地蔵の台座は日光道などと刻まれて道しるべになっているというが、囲ってあるので文字は見えません。
- 岩舟町に入る
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ちょっとした丘の切通を越えて、この辺りから岩舟町に入ります。
歩道が無い交通量の多い道は歩きにくいが、しばらく行くと左の旧道に入ります。
それも少しでまた県道に出ます。
門構えの家があります。
この道しるべは「岩船停車場」などと表示されているので比較的新しいようです。両毛線岩舟駅は明治20年代の開通のようですから、その当時のものでしょう。
その先をまた左に入れば旧道です。
すぐに県道に出るがその先にも少し旧道になります。
つかの間の静かな道もまた県道に合流します。
その先、ここを左に行きます。目印が無いので地図だけが頼りになるところです。
街道らしい雰囲気はこの石仏くらいでしょうか。でも静かで歩きやすい道です。
少し行くと県道バイパス11号線を斜めに横切ります。(実際は横断歩道を渡るのでクランク型に曲がるが)
この道、旧道とはいえ、広い道でありクルマは少ないので助かります。その先、またバイパスを斜めに横切ります。
このバイパスを横切ると栃木市(旧大平町)に入ります。
まもなく前方に東武線をアンダーパスが見えて来て、それをくぐる手前で左斜めに入ります。その手前にある道は新道みたいです。
道は左にカーブして新道と合流すると富田(とんだ)宿です。
ここは最近になってバイパスが出来ているのか道は広く静かです。
宿内の交差点を少し左に入ったところに本陣跡の標識です。
JR大平下駅の入口まで来ました。左すぐそこに駅舎が見えます。そうこの富田宿の最寄り駅は大平下駅がすぐのところにあるのです。
時刻は16:30、今日はここまでとします。43分発の高崎行きに乗って帰途につきます。
この大平下駅、写真には跨線橋ともうひとつのホームが見えるが、そちらの線路は廃止されている。
<平成24年6月>
次は栃木宿へ
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