- 今市から日光へ
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日光街道と合流したところには地蔵尊があり、境内には道しるべが保存されている。「右かぬま・左うつノ宮」とでも書いてあるのだろうがはっきりとは読めない。
そこから先は市街地になっており今市宿で、旧今市市の中心街だ。
道路の案内標識だが、日光方面への表示が「世界遺産日光の社寺」となっています。もう今市は日光市だから日光だけでは変なのだろう。
時刻は12時半を回っています、朝から欲しかったコンビニがあったので昼食を買い、市街地の商店先に長椅子が置いてあるので昼食休憩とします。
町内には造り酒屋や明治天皇小休止跡などがあります。その他はあまり街の見所は無さそうです。
前方の杉並木が近づいてくると宿場も終わります。
国道である車道は直進するが、杉並木の街道はその右側を行きます。多分ここは枡形(鍵の手)なのでしょう。
ここからの杉並木街道は路面を整地された土(砂?)になっています。舗装よりは歩きやすいです。
街道に沿った右側は杉並木公園になっており、水車なども動いています。
それの東側には並行して東武日光線が走っているのです。
街道に戻って進んでいくと、集落があって少し杉並木が途切れます。
路面にはタイヤ跡があるが、クルマはまったく通りません。歩くのも楽です。
その先で左側に背丈ほどの高さの小さな滝があります。私有地なのでしょうか、囲いがあって近づけません。
さらに行くとまた少し杉並木が途切れて集落があり、1本のしだれ桜が満開です。
並木の右外側に水の流れる音が聞こえて水路があり、それを辿っていくと杉林の中に円筒分水がありました。真ん中から湧いた水を地上水路と地下水路に分水しているようです。先程の杉並木公園にはもっと大型のやつがあるようです。
さらに進んでいくと珍しく木のベンチがあります。
その先に砲弾打ち込み杉なるものがあり、杉の幹に縦長の穴が空いています。
一里塚のような塚があります。説明板は立っていません。
馬力神なる石造物が立っています。馬力神は関東より南の方ではあまり見かけないが、多分「馬頭観音」と同様に馬を祀るものなのでしょう。
この周辺は水路が結構流れています。
路面は綺麗な石畳になって来ました。最近になって整備されたもののようです。
石の鐘が置いてある寺があります。
石仏群もあります。
しばらく行くと並木の右外側に空堀を見つけました。これはもしかしたら水路だった跡かも知れません。
また並木が途切れて集落になります。やはり集落があるところには杉は植えなかったのでしょう。
まもなく国道と合流します。
歩道が無いので国道の側溝蓋の上を歩いて行きます。
側溝も無いところは並木の外に足跡が付いているのでそこを行きます。
「並木太郎」という名の付いた一番大きく育った杉の木があります。
左上に高架の日光道路が走っているのが見えます。
明治天皇小休止所跡の表示のある家があります。
右側に街道側が全部ガラス戸になった古そうな家があるが、何のお店だったのだろうか。
また杉並木になって、正面に東武線が見えたところで街道は左に入り、国道と別れます。
そして今度は国道を斜めに横断します。上のガードはJR日光線です。旧街道は国道と線路に分断された形です。
こんな感じがいかにも旧街道なのだが、すぐにまた国道です。
国道との合流部に石仏群があります。
まもなく右にJR日光駅が見えます。ここから鉢石宿(日光の門前町)です。
またその先100mは東武日光駅です。日光駅はJRもそうだが、終着駅(始発駅)の雰囲気がいい。
時間は15時30分、本当はこの先700mの神橋まで行きたいのだが、今日はここまで。丁度良い15:37発の浅草行き区間快速電車で帰途につきます。
<平成25年4月>
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