南北(飛騨)街道・福島町2

福島町から付知町へ

下り坂になって、左下に先ほどの県道のバス通りが見えてきました。この通りは国道257号と木曽を結ぶ主要道であり、交通量はそれほど多くはないが観光バスなども通ります。
その少し先でその道を横断する歩道橋が見えてきました。
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歩道橋を渡って県道を横切ります。
その先は国土地理院の地図に記載が無いので通れるかどうかと思っていたのですが、歩行者専用となった急な街道が曲がりながら下っていました。今はバスやクルマはぐるりと県道を回り道をしますが、ここは歩行者専用の近道なのです。
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下田瀬集落で県道と合流したところには「だて洞口」というバス停があります。バス停標識にはタクシーの電話番号が書いてあります。バスに乗り遅れた場合などには便利でしょう。
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そのすぐ先で斜め右の旧街道に入ります。県道はその先で国道257号に合流しているようです。
上田瀬と下田瀬の境のちょっとした谷川は真っ直ぐに南宮橋で渡るが、かつてはもっと谷を回り込んでいたものと思われます。
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さらに進んでいくと左向こうには付知川を渡る県道と、さらに対岸を行く国道257号が見えます。
旧街道はほとんど人やクルマ通りの無い道です。
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文化2年建立の文化財に指定された常夜灯がありました。「秋葉大権現」と書かれた石灯籠です。
上田瀬集落で県道を横切った先はY字路で右に行きます。
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県道に合流して少し行ったところの右上に十六羅漢の石仏群がありました。ここへ上るには100mほど戻らないと行けませんでした。
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その先、県道の街道は左に曲がって横川を渡ります。ここからが旧付知町になるようです。
芝ヶ瀬集落の石仏です。
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広い歩道もある2車線の県道も芝ヶ瀬集落を過ぎたところで急に1車線の狭い道になります。左側は付知川で崖になっています。右側も切り立った崖です。 街道はかつてこの手前で対岸の狩宿へ渡っていました。その橋は今は無く、慶応元年の災害で流されたのが最後のようです。
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県道をそのまま行って、その上流に架かる稲荷橋で対岸に渡り、国道を横切った先で旧街道に再合流します。
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街道は「歴史の道調査報告書」によると、このあたりで左へ行っていたのでしょうか。この黒川橋の上流50mを渡って山越えだったようですが、それらしい道も見えないので直進します。 今見ればどうしてまっすぐに行かないで山を越えたのか不思議に思えるところです。
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整理された3体の石仏があります。その背後の道路は廃線跡を利用した新道です。
その先の左側が広場のようなところに出ました。下付知というバス停があり、ここがかつての北恵那鉄道の終点の駅があったところのようです。今はまったくそれらしい面影は見えません。
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時刻は16時20分、朝から歩き始めて8時間が経過しました。春は日が長いのでもう少し先まで行きます。

<平成21年4月>

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