- 久野川峠へ
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久野川集落には何も休憩できるような所も無いので、休憩無しで今日の3番目の峠越えである久野川峠を目指します。
集落内の棚田の畦に石仏です。集落を行く旧街道の道筋は少し回り道になっており、神社の前を通ってから少し下って峠に向います。
振り返るとまた高度を上げていきます。
「ホタルの里」と書かれた看板が出ていました。この沢のある周辺なのでしょうか。
集落を抜けたところで左に入る旧街道と思われる草道が分岐しています。
その道に入って行くと路面は荒れてはいるが石畳状になっているのがわかります。
しかし、まもなくの先で道型はあるものの藪となって通行困難となります。代わりに右から農道が並行して来るので、その道を辿ります。
通れない旧道の上には低い木橋が架かっていたり、伐採材の捨て場のようにもなっています。
轍のある農道を行くと少し先でその街道と合流し、草道になって林の中に入って行きます。
また少し石畳のあるところを行くと倒木が追い被さっています。でもこの倒木は難無くくぐり抜けることが出来ました。
ここで街道は右にカーブして続いているようなのだが、笹藪が激しくなります。通過が困難なところは左側の林の中を迂回して行くことにします。
この笹藪になったところは100mほどで、その先は足跡のある山道になっています。そう、この街道に沿うように電柱が敷設されているので電線保守の足跡なのかも知れません。
まもなく前方に白いガードレールが見えて来て、舗装の林道に出ました。
ここで街道はこの林道を横断するみたいなのだが、ちょっと先が通るのに苦労しそうな藪なので、林道を行くことにします。
りっぱな石仏も鎮座しています。
そこから10分ほどで石仏のある久野川峠の切り通しです。標高は620mくらいでしょう。時刻は14時40分です。
- 久野川峠を下る
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峠には他に何も無いので休憩せずに下ります。
5分ほど下っていくと右下に田んぼと農道が見えてきました。多分、その農道は旧街道の一部でしょう。
ここがその農道との合流点です。逆行してみたいのだが今日は時間もあまり無いのでやめます。
下夏焼の集落が見えてきました。いつものことですが、峠越えで集落が見えて来るとホッとするものです。
橋を渡った先で十字路に出ます。左に行けば下呂市街への近道の国道257号へ出る道です。時刻は15時10分、峠から30分ほどで下れました。
ちょうど十字路の右角に自販機こそ無いが酒屋さんがあるので、飲料水を買って店の前のベンチでしばし休憩です。
この店の主人に旧街道を歩いている旨の話をしたら、ここの航空写真を見せてくれたりして道筋も良くわかりました。
さあ、あともう一つの峠越えです。
<平成22年6月>
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