沼田・真田道（権現峠３） 沼田真田道の小峠を歩いた後に、中山本宿の食事処で昼食後、関越交通バスで権現峠に向かいます。 その国道権現峠から沼田への下り道を歩きます。 今回はその時の権現峠からまたまた道を間違えたレポートです。 ※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の２万５千分の１地形図を複製したものです。 （承認番号　平19総複、第475号） 権現峠から今井町へ 権現峠のバス停で沼田行きのバスを降ります。 国道の権現峠は標高７００ｍくらいのようです。 峠には１軒の住宅があり、ここはまだ高山村です。沼田市との境界は国道を少し下がったところなのです。 ここから北に林道（仙貫線と表示有り）が上っており、これが街道です。 国道から２００ｍ程、坂道を上って行くとＹ字路があり、右へ行きます。地形図ではここが十字路になっているが間違いのようです。左へ行く道はありません。 まもなく標識はありませんが旧権現峠です。本当に何もない峠です。標高は７３０ｍくらいでしょう。 ここが高山村と沼田市の境界です。 少し下ると左脇にお地蔵様がありました。 路面の舗装はされていますが、１車線ぎりぎりの道が続きます。クルマはまったく来ません。 しばらく下ると今井の集落が見えてきます。 まもなくＹ字路になりますが、最初はここを右に行ってしまって集落内に入ってしまいました。街道は左へ行って集落北側の高台を行くのです。 今井の集落を見下ろしながら行きます。見通しがいいので１００ｍ以上離れたところの民家の犬が私の方に向かってずっと吠え続けています。 またここで道を間違えます。轍のある右方向へ行ったのです。 間違えた先の農地の隅に国土交通省の６４８．７ｍの三角点がありました。ここで２０分くらいのロスです。 先程の交差点に戻って街道を進みます。林の中の道は舗装も落ち葉で埋まっています。 まもなく舗装の道も終わり、草道になります。 徐々に道は薮化してきます。 そしてまたこのＹ字路で道を間違えることになります。 後で解ったわけですが、右の深い薮道を行くのが街道なのです。この時点ではここは直線気味の左に行くことにしたのです。 （この先の旧街道は権現峠で逆行して来たレポートをご覧下さい） 間違えた山道を行く 少し行くと右へ行く道が分かれています。直進するのは農地へ行く道のようなので、右の薮道に入っていきます。 薮道も２００ｍくらいで歩きやすくなりますが、あまり人が歩いた形跡の無い道です。 Ｙ字路は左の下る道を選択します。 一応、落ち葉の深い道形を辿って行きます。 右の写真はつづら折れの道になった所です。 カーブの所に石仏が立っていました。しかし、倒木が目立つようになります。 つづら折れ道が終わった先では完全に道が閉ざされます。 幸いにも右側が元農地のようで、なんとかそこを迂回して先に出ます。 この辺りまでは最近まで人が入っていたようで、小屋も見えてきました。これで不安も解消しました。 落ち葉の道を行くとまもなく遠くに沼田の街が見えてきました。 ここで間違えたところから約３０分でしたが、それ以上に時間を感じる山道でした。 ここで地形図の地図を見て間違った道を来たのだろう、というのがわかりました。出たところは滝集落でした。 民家の桜は満開で迎えてくれました。沼田駅を目指して歩きます。 沼田駅には１５時５０分に着きました。ちょうど水上方面から帰ってきたＳＬの試運転列車が入線してきました。沼田駅では５分ほど停車して、高崎方面へ発車して行きました。 ＜平成１９年４月＞ Copyright (C) 2007 JA1KLB