奥州街道・郡山の先へ 郡山を後に福原宿へ 会津街道との分岐を過ぎて市街を抜けます。何軒かは古い土蔵作りの家も見受けられます。 ＪＲ磐越西線のガードをくぐってさらに北上します。 このあたりが福原宿でしょうか。土蔵のある家がありますが他にはあまり古い面影はありません。 宿内には一里塚の跡があるという話ですが、碑を見落としてしまったようで見つかりませんでした。 りっぱな門のある寺の前を通過して福原宿を抜けます。 左に宝沢沼の堤防が見えて、そちらに向かう道のそばには久しぶりに馬頭観世音などの石仏群がありました。 街道に戻ってゆるやかな坂道を上っていきます。 その先には松並木がありました。 バイパスとのＹ字路を左に入ります。 集落を抜けた先にも松並木です。それほどの松の木の本数は無いのだが、松の木は何か絵になります。 松の木の根本には道しるべです。これも文字は良く読めません。 坂を下ったところで東北本線を横切るのだが、旧の踏切は既に廃止されてしまっており通れないので陸橋を渡ります。 陸橋の上から見た旧街道です。 陸橋の車道はループになって先程別れたバイパスと合流しています。歩行者は陸橋の上から階段で下ります。行く先に見えるのは日和田宿です。 日和田宿から高倉宿へ 日和田宿は緩やかな坂道を上り、ちょっとした高台になっています。日和田駅は高台を西側に下りたところにあるようです。 三本松というバス停がありその先に松の木が数本あります。 石仏に花が供えられています。 その先、磐越道をくぐります。 何も無いところに明治天皇の碑がありました。 左側には久しぶりに田園風景が広がります。 少し先にも少しの松並木があり、説明板もあります。かつてこの辺りにはずっと松並木があったようですが今はちらほらという感じです。 （右の写真はクリックすれば拡大します） この辺りは国道ほどの交通量は無いのですが、歩道が無く路肩さえ無いのです。大型車が来ると怖いです。 かつての旧街道は右の田んぼと山の間を行き（今は無い）、この県道（旧国道４号）を斜めに交差して県道から外れます。 やはりクルマの来ない旧街道はホッとします。 集落の中を行くと下り道になり、また県道と合流です。でも集落があるためか片側には狭い歩道もあります。 左方向を見ると田圃の向こうには工場団地が見えます。 高倉宿に入りました。トタン屋根の古い家があって風情があります。クルマが来なければ静かな宿になっています。 ここで時刻が１５時１０分。まだ明るいので本宮宿まで行こうかとも考えたのだが、今回はここまでとします。 ここの最寄り駅である五百川駅まで向かいます。高倉宿から左に入って田んぼの中を歩いて２０分ほどかかります。 五百川駅は駅員無配置駅ですが、近距離きっぷは自動券売機で買えます。 １５：４１発の郡山行きに乗って帰途につきます。 ＜平成２０年１０月＞ 次へ Copyright (C) 2008 JA1KLB