- 上野原宿へ
-
甲州街道は境川を渡って山梨県上野原に入り、県道の坂道を上っていきます。
この県道もかなりの急坂であるが、今は跡形のない旧街道も結構きつかったのでは無いだろうか。
坂の途中からは相模湖(桂川と境川の合流点)が見下ろせます。景色を見ながら30分ほど休憩とします。
坂を上り終わる手前に諏訪番所跡の碑が立っていました。この傾斜地の上あたりにあったのだろう。
左は番所跡の説明板です。その反対側にはこれから歩く上野原内の旧甲州街道の案内図がありました。
それにしてもこの場所は急斜面でカーブする坂道の途中であり、駐車スペースも無くて、本当に街道歩きの人しか足を止められないのではないでしょうか。
(写真はクリックすれば拡大します)
坂を上がりきると道はなだらかになり、静かな集落の中を行くようになります。
神社の入口には石仏(二十三夜塔と庚申塔)がありました。
りっぱな門構えの家もあります。
その先では中央道の上を越えます。
赤い鳥居のあるところで一里塚の説明標識がありましたが、塚は見えませんでした。工事中のために奥には入れませんでしたが、お宮の裏側に塚があるようです。
さらに行くと国道20号線に合流して上野原宿に入ります。
上野原宿は現在、商店街となっておりクルマの通りも多いです。ところどころに古い家もあります。
しかし本陣跡はどこなのかわかりませんでした。
宿の西端はY字路になっており、国道は左にカーブするが、旧街道はその歩道橋のところをさらに左に入って国道から離れます。
また静かな住宅街を行きます。
石仏も丁寧に祀られています。
ここで道が3つに分かれますが、真ん中の道を行きます。
その直ぐ先では左に行くのが旧街道です。ここを右に行っても国道を越えて、次の鶴川宿へは真っ直ぐに行けます。(現在の近道)
時間は15時を過ぎました、今日はここまでとします。
右に行って国道の歩道橋からは、この先の街道が見晴らせます。
近くのバス停で上野原駅行きのバスを待ちます。
上野原駅です。この駅は段丘の急斜面にあり、北口から陸橋で階段を下りるとそこは島式のホームの中央に駅舎があり、両側の改札を通ればそこはホームになっているという構造の駅である。
だから駅舎のあるところはホームが狭いが、その先は広いホームになっている。
導入されたばかりの新型E233系の電車に乗って帰途につきます。
<平成19年2月>
次へ
Copyright (C) 2007 JA1KLB
|