妻坂峠

飯能市名郷〜妻坂峠

秩父往還の正丸峠と山伏峠は昨年踏破しました。今回はその南側の妻坂峠を越えます。
東飯能駅前から8:15発の国際興業バスの名郷(なごう)行きに乗って終点に向かいます。実はこの東飯能駅前のバス停だが、バスは駅前のバス停には来ず、駅前通りを200mほど行った同名のバス停で客扱いをするのである。 バスの発車時刻だけはネットで見て確認しているのだが、危うく乗り過ごしそうになったのである。
9時5分過ぎに着いた名郷バス停は、昨年の山伏峠越えの時にも下車したところだ。真っ直ぐ行くのが山伏峠で、妻坂峠へはここを左に入る。
妻坂峠妻坂峠

渓谷沿いの静かな道をしばらく行き、今は誰もいないキャンプ場を過ぎると左側に古い道標と石仏があった。「右大ミや」と読めるが、左は「白岩」とかいてあるらしい。大宮とは秩父市大宮のことである。 この大宮方向が妻坂峠の道である。直進は白岩経由で鳥首峠を越える道である。
妻坂峠妻坂峠

舗装された車道をしばらく行くと、道端の湧水のあるところで水汲みをしている人がいました。もっと近い名栗あたりにも湧水があるのだが、ここの方が水が美味しいのだと言う。
妻坂峠妻坂峠

道路に背を向けた石仏がありました。「入間川起点」の標識を見てまもなくSカーブで急坂を上がると支流の沢を渡る手前で車道は行き止まりとなるが、 峠道は沢を渡って真っ直ぐに杉林の中に続いています。
妻坂峠妻坂峠

大きな石がゴロゴロしている沢沿いの道を行きます。石組みの橋台の跡や石垣も見ることが出来ます。
妻坂峠妻坂峠

谷筋の尽きるところからはジグザグ上りになります。振り返ると木々の間から見晴らしが開けてきました。
妻坂峠妻坂峠

妻坂峠(標高839m)には10時40分に到着しました。
妻坂峠妻坂峠

峠はちょっとした広場になっており、石仏も1体あります。また尾根歩きの縦走路が横切っています。
遠くに秩父盆地の市街が見えますので、5倍くらいのズームで撮ってみました。
妻坂峠妻坂峠

妻坂峠を下る

峠で昼食後、横瀬町側へと下ります。周囲もまだ冬の様相で、路面には霜柱も立っています。
妻坂峠妻坂峠

しばらく下ったところで林道を横切ります。
妻坂峠妻坂峠

林道はぐるりと回り道していますが、旧街道は谷沿いにほぼ真っ直ぐに下って行きます。
妻坂峠妻坂峠

さらに2回ほど林道と交差した後、石仏のあるところで林道に合流します。ここまで峠から約35分で下れました。
ここから左へ行く道は武甲山の表参道です。 数台のクルマが駐車していますが、登山客のものでしょう。「熊に注意」の表示もありました。
ここからは歩きやすい舗装の林道を秩父へ向かいます。
妻坂峠妻坂峠

<平成18年3月>

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