中山道・下諏訪から塩尻峠へ

下諏訪〜今井

昨日は贄川駅から塩尻駅まで旧中山道を歩き、塩尻駅前に宿をとった。そして今日は塩尻駅から中央線に乗り、下諏訪駅には8時半過ぎに着きます。 駅前の信号を右に行けば下諏訪宿で、甲州街道と中仙道が合流する宿だ。諏訪大社があることでも知られている下諏訪町です。
その下諏訪宿は又の機会に訪問するとして、今日は下諏訪駅前から左に行き、塩尻峠を越えるのです。 国道20号線となった中山道を西に向かいます。国道はすぐに右へカーブするが、旧街道はほぼ真っ直ぐに進んで行きます。
塩尻峠塩尻峠

途中の交差点から右を見ると、諏訪大社の鳥居が見えます。
このあたりはずっと住宅街だが、傍らには石灯籠や道祖神が祀られています。
塩尻峠塩尻峠

少し行くと、旧中山道は人ひとりがやっと通れるような細い道になってしまいます。その先は砥川の堤防に突き当たるので、すぐ上流にある国道の橋を迂回します。
塩尻峠塩尻峠

この砥川の前後の旧道は大部分が宅地に削り取られて狭い道になってしまったようです。
小さな木橋で小川を渡ると岡谷市に入り、再び車道になります。
塩尻峠塩尻峠

「右中山道・左いなみち」の道しるべがありました。ここを左に行くと古い中山道で小野を経由して「これより木曽路の石碑」の少し手前に出るのです。 今は辰野・伊那方面へ行く道です。
この先、中山道は緩い上り坂となり、東堀の信号で国道を斜めに横切って峠方面へ向かいます。
塩尻峠塩尻峠

東堀一里塚はその跡地に石碑だけが立っていました。
塩尻峠塩尻峠

道祖神や古い家も所々にあり、街道らしい感じが出てきます。
塩尻峠塩尻峠

今井には番所跡と茶屋本陣があります。
塩尻峠塩尻峠
塩尻峠へ

中山道の道しるべを兼ねた石碑を見て少し行くと、右奥に石仏があるのが見えました。今のこのあたりはインターチェンジや国道バイパスが出来ているので、かってはこちらが街道だったのかも知れません。
塩尻峠塩尻峠

国道20号バイパスを陸橋で越え、岡谷インターとバイパスの北側を行きます。この20号バイパスはまだ部分開通のようです。
右上に石船観音を見て、右の道に入ります。観音堂の脇には清水が滝のように流れ落ちていました。
塩尻峠塩尻峠

ここからが急な坂道になってきました。下に見えるのは長野道です。
左側に伝説のある大石を見ながら上っていきます。
塩尻峠塩尻峠

急な坂道をあえぎあえぎ上っていくと、山の中腹にはニホンカモシカでしょうか、こちらをじっと見ていました。ズームレンズで撮ってみました。
塩尻峠塩尻峠

岡谷市と塩尻市の境界である塩尻峠に着きました。写真のように急坂のために向こう側が見えません。峠は十字路になっており、尾根伝いに右へ少し登って行くと展望台があります。
時刻はちょうど11時です、ここで10分ほど休憩します。 諏訪湖が見えるはずなのだが、霞んでいてよくわかりません。
塩尻峠塩尻峠
<平成18年4月>

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