笹子峠を下る

笹子峠を下る

峠は狭くて見晴らしもありませんし、ベンチも何も無いので写真を撮ったらすぐに下ります。
すぐにT字路になり、右へ行くと小さな祠と鳥居があります。街道は左へ行きます。
笹子峠笹子峠

旧街道らしい緩やかな道を下って行きます。
右の斜面に石仏がありました。そう言えば、笹子側の上りでは石仏をまったく見ませんでした。
笹子峠笹子峠

まもなくトンネルから出てきた車道と交差します。トンネルの出口はこのすぐ左です。
ガードレールに「甲州街道峠道」と書いた標識が架かっています。
笹子峠笹子峠

ガードレールの隙間から急な細い道が下っています。
直進する道型が見えるのだが、順路は左へカーブします。
笹子峠笹子峠

少し行くと車道の脇を通ります。そこには「甘酒茶屋跡」の標柱が立っています。現在の車道あたりにあったのでしょうか。
笹子峠笹子峠

さらに下って行くと林道に出ました。
笹子峠笹子峠

林道の直ぐ先でまた山道に入ります。標識があるのでわかりやすいです。
笹子峠笹子峠

緩やかな杉林の中を行きます。
沢を木橋で渡ります。橋台の部分は幅のある石積みになっています。
笹子峠笹子峠

道端に石仏を見て、今度は橋の無い沢を飛び越えます。
笹子峠笹子峠

その沢の先で、順路の峠道コースは右へ逸れるのだが、元の旧街道は林の中です。良く道型が残っていますが、足跡はありません。
笹子峠笹子峠

道型がSカーブになった先で深い沢を橋で渡るのだが、橋台の石積みは両側ともあるのですが橋桁はありません。 ここで順路のコースに合流して谷底の小さな木橋を渡ります。
笹子峠笹子峠

橋を渡った先は石垣もあるなだらかな街道が続いています。
笹子峠笹子峠

馬頭尊の説明柱があり、見上げるような所に馬頭尊が立っていました。
その直ぐ先に、「自害沢天明水」と書かれた標柱がありました。100mほど入ってみましたが名水がどこかはわかりませんでした。
笹子峠笹子峠

大きな砂防提があるための回り道を行くと、まもなく車道に出ました。このあたりからは旧道は沢の右岸を行っていたと思われますが、砂防提などにより辿れません。
笹子峠笹子峠

しばらくは曲がりくねった車道を行きます。林の中には石垣が見えますが、これが茶屋跡なのかも知れません。
笹子峠笹子峠

道端に「桃の木茶屋跡」の標柱がありました。しかし、旧道跡は確認できません。
そしてしばらく行くとゲートに出ました。
笹子峠笹子峠

さらに進むと次の宿である駒飼宿が眼下に見えるところに出てきました。
笹子峠笹子峠

駒飼宿に入る手前に新しいカーブする橋があります。旧街道はこの橋のたもとに下りて来ているのです。
逆行して旧街道に入ってみます。
笹子峠笹子峠

途中までは農道として現在も使われているようですが、その先はあまり足跡も無い道になります。
笹子峠笹子峠

500mほど遡ったところに一里塚跡の標柱だけが立てられていました。その上は砂防ダムで行き止まりです。
引き返して駒飼宿へ向かいます。
笹子峠笹子峠


<平成19年3月>

次へ


Copyright (C) 2007 JA1KLB
inserted by FC2 system