韮崎から西へ

韮崎

朝一番の電車に乗ってJR中央線に乗り継ぎ、韮崎駅には9時過ぎに着きました。この駅はかつてはスイッチバック式の駅でしたが、現在は勾配上にホームが造られています。 中央線の線路は駅の向こうに見える韮崎の長い丘を急勾配で上っていくのですが、街道はその左側(南側)の緩やかな釜無川沿いに行きます。
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ホームの下をくぐって駅南側の商店街を少し行くと甲州街道に突き当たります。韮崎宿は昔の面影はほとんど残っていないようです。
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左に石仏を見ながら歩道を進むとY字路です。右の坂道を上るのは韮崎の丘の上を通る脇街道(今は七里岩ラインと呼ばれる)で、左が甲州街道の本道です。 右へ行く脇街道は「原道」とも呼ばれているようで、ほぼJR中央線沿いに七里岩の上を行って小淵沢へ出るようです。
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その先で街道標識のある国道20号線に合流します。白州まで18Kmとあるので今日はそこまで歩ければいいでしょう。
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国道沿いに「十六石」という説明板が立っていました。説明を見ると武田信玄が釜無川の水害から街を守るために堤防の基礎にした十六石とのこと。少し先に見える大石がそのひとつなのだろうか。
国道は歩道が狭いので飛ばしてくる大型車が来ると風圧で怖いです。
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石の常夜燈があります。その先で旧道は右に別れます。
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右に七里岩の岸壁を見ながら静かな甲州街道です。ところどころに古い家も見ることが出来る祖母石集落の中を行きます。
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道しるべには読みづらくなっているが「右韮崎甲府方面・左台ヶ原方面」などと記されています。
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土蔵や土塀のある家も雰囲気があっていい感じです。藁葺きの門がいいのですが、中の住居は新しい造りに変わっている旧家です。
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左側方向には南アルプスの山が見えるはずなのだが、ちょっと雲に隠れてしまっています。
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背丈に近い大きさの石仏があります。
国道に接近したところには石仏群が祀られています。
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国道に合流するのかと思いましたが、並行して田んぼの中を行く旧街道がありました。旧道はクルマも来ないので安心して歩けます。
前方には八ヶ岳が遠望出来るようになります。
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再度国道に合流し、しばらく行くと今日初めてのコンビニがありました。時間も12時前ですので、ここでサンドイッチを買って昼食とし30分ほど休憩します。
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<平成20年10月>

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