中山道・本山

木曽路の碑〜本山

旧街道は「是より南 木曽路」の碑のところからはしばらくは国道に吸収されているようです。
すぐ先にトラックが休んでいるパーキングエリアがありました。標高812mの標識もあります。
その先を国道から右に入ったところに中央線の廃線跡がありました。現在はこの真下をトンネルで通過しています。 その廃線跡と並行した道があるので、国道を歩くより安全なので、これを歩いていくことにします。
尚、廃線跡を横切る道は牛首峠を越えて下諏訪に出る江戸初期の中仙道とのことです。
中仙道中仙道

左下に中央線と国道を見ながら土道の林道を行きます。
10分ほど行くと、国道と旧道の分岐するところが線路越しに見えたのだが、そこへすぐに出る道が無くて、少し先の神社の境内を通り、線路の下を潜って旧街道に出ました。
右の写真が国道と旧道の分岐点です。
中仙道中仙道

まもなく日出塩の集落に入ります。古い家はありませんが、石仏群がありました。 この集落のすぐ右側には日出塩駅があります。
中仙道中仙道

集落の外れには一里塚跡の標識だけが立っていました。
その先で左の細い車道に入ります。
中仙道中仙道

中央線の踏切を渡ります。踏切には「第2中仙道」と表示されています。
かっての旧街道は踏切から直進して山側を回っていたようですが、国道に遮られているのでそのまま国道に合流します。
中仙道中仙道

国道を少し行けばまもなく左に旧道が別れます。
中仙道中仙道

本山宿です。結構な雰囲気を残している宿場町です。
中仙道中仙道

明治天皇の碑が立っているお屋敷がありました。これが本陣跡なのでしょうか。 番所の跡もあるようだが、どこなのかわかりませんでした。
中仙道中仙道

本山宿〜塩尻

本山宿の出口に立つ石仏群です。
時刻はもう13時半になっています。腹が空きました。実は今日は19号線を歩くので昼食は現地で調達できるだろうと考えていましたが、贄川駅を降りてからここまで沿線に食堂はおろか、食料品店もありませんでした。
「本山そばの里」という看板がありますが、道から離れているので先へ急ぎます。 すると、この先の国道に出たところに、ありました、そば屋が。。しばし、疲れと空腹を満たします。
中仙道中仙道

さあ、先に進みます。次の信号機のある交差点を左に入って旧街道を行きます。 段丘の下を行くとまもなく中央線のガードを潜って洗馬宿に入ります。この段丘の下あたりに一里塚跡があるとのことだが気が付かないまま通り過ぎました。
中仙道中仙道

宿の入口には中仙道の碑(標識)があります。ここで写真を撮っていたら、近くの酒屋さんの女将さんらしい人が、駆け寄ってきて洗馬宿の案内図をくれました。 なかなかありがたいことです。
中仙道中仙道

左が脇本陣跡、右が本陣跡です。ちゃんと標識が立っていました。
中仙道中仙道

左は洗馬駅入口付近です。この右側30mほどに駅があります。
まもなく宿の終わりの追分けで道が二手に分かれます。左は松本方面で善光寺街道、右が塩尻方面で中仙道です。
中仙道中仙道

実はここで右へ行く道は新道であり、石の「右中仙道」標識も立っているが、旧街道は50mほど先の石灯籠のあるところから右に入るのです。
中仙道中仙道

左に小さな肘懸松を見ながら行けばまもなく国道に合流です。
中仙道中仙道

少し国道を歩いてから右に入るのだが、ちょっと早く曲がりすぎて迷ってしまったが、地元の年配の人に聞いて何とか旧街道に戻ります。
国道から右折する信号機には「中仙道一里塚」と表示されています。ここから一里塚までは1Kmもあるのだが。
中仙道中仙道

あとはほぼ真っ直ぐに塩尻に向かいます。
中央線の踏切を渡るとまもなく古代の住居跡のある平出遺跡の脇を通過します。
中仙道中仙道

その先に平出の一里塚がありました。右側の塚が遠くからも良く確認できます。松の木もスタイルが良い。 左の塚が民家の裏にあるとのことだが、道からはわからないまま通過しました。
中仙道中仙道

昭和電工の長い塀を左に見て、それが途切れるとまもなく、 中央(東)線をくぐって塩尻の町です。ちょうど、115系の普通列車が通過して行きました。
中仙道中仙道

少しばかりだが雰囲気のある町並があります。
中仙道中仙道

旧国道20号線との交差点に出ました。ここを右に行けば少し先が塩尻宿です。それは明日にします。
そう、この塩尻宿も駅が離れています。今日はここから駅に向かいますが、途中で旧塩尻駅跡に寄って見ると、旧ホームの跡が残っていました。かってはここが中央線と篠ノ井線の分岐点だったのですが、中央西線と篠ノ井線がまっすぐ行けるように、現在の塩尻駅はさらに離れた松本寄りに移動したのです。 駅は無くなったが何となく駅前通りの感じが残されています。
今日は塩尻駅前のビジネスホテルに泊まります。
中仙道中仙道
<平成18年4月>




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