教来石から蔦木宿へ

教来石宿

今回は前回の続きの先で、教来石から国堺橋を渡り信濃国に入り、下諏訪宿までを2日間で歩く予定で行きます。
JR韮崎駅から10:15発の下教来石行きの山梨交通バスに乗ります。乗客は3〜4人ほどです。
国道20号線を行くバスの背後には富士山が綺麗に見えます。約40分の乗車の後、終点の一つ手前の荒田バス停で料金¥970を支払って下車します。
教来石教来石

国道から50mほど離れて並行する旧道に入って西に向かいます。前回はこの一時停止の十字路まででした。街道歩きはここを直進します。
教来石教来石

旧道から国道に合流したところが教来石宿になるが、ブンブンと大型車の行き交う国道なのであまり宿場らしい雰囲気はありません。
教来石教来石

でも明治天皇の碑が立てられた空き地になっている本陣跡があります。そのすぐ先でまた右の旧街道に入ります。
教来石教来石

右に景色が開けた街道を行きます。七里岩の丘の向こうには八ヶ岳も見えています。
教来石教来石

庚申塔や明治天皇の碑などを左右に見ながら行きます。右の写真は細入沢に立つ御膳水の碑です。
教来石教来石

大きなイチョウの木のあるところで再び国道に合流し、またすぐ右に別れます。こうして旧街道は20号線と一緒になったり離れたりして信濃に向かって行くのです。
教来石教来石

山口集落では街道沿いに土蔵のある家が何軒か見られます。
教来石教来石

振り返ると富士山が綺麗です。
山口関所跡がありました。街道の左右に関所跡の碑が立てられていました。
教来石教来石

ここを過ぎて田んぼの中を行くと、まもなく国堺です。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
教来石教来石

国道20号線を横断します。すぐ右は国道の新国堺橋で左側にはコンビニがあり、大型車が何台も休憩しています。昼時なので小生も昼食休憩です。
直進する街道は運送会社?の私有地と見境が付きにくいのだが、まっすぐ入って行けば駐車場の先に旧街道が続いています。
教来石教来石

草道を行くのは街道らしくていい感じです。でもここは新国堺橋が出来るまでは国道20号線だったハズです。。
教来石教来石

その先は旧国堺橋で釜無川を渡れるのだが、橋の向こう側には柵が出来ており歩行者でも通行出来ません。網には「危険さわるな」と表示があり、電圧鉄線による有害動物の進入防止のようです。 道はちゃんと続いているのに通れないのは残念です。
教来石教来石

蔦木宿へ

コンビニのところまで戻って新国堺橋を渡り、信濃国富士見町に入ります。
街道は下蔦木の信号交差点で現国道に合流して来ます。
蔦木蔦木

すぐ先で右に上る道に入ります。高座石と表示された碑が立っているが見回してもその石がどこにあるのかわかりません。
蔦木蔦木

結構急な坂道を上って行くと石仏群もあります。
蔦木蔦木

逸見道との分岐点に道しるべが保存されていますが、今はまったく文字が読めない状態です。前に立つ説明板によると「へみみち にらさきまでむしゅく」と刻まれているそうです。逸見道は甲州街道の裏道のようです。
蔦木蔦木

神社のところのY字路は左です。その先にもY字路があるがそれも左に行きます。
この辺りには石仏が結構街道沿いにあります。
蔦木蔦木

まもなく左下に国道が見えてきます。
蔦木蔦木

蔦木宿へ入ります。
蔦木蔦木

枡形の説明があります。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
蔦木蔦木

国道に出て右折します。国道に面している宿場ですが結構古そうな家並みが続いています。本陣の門も復元されています。
蔦木蔦木

各戸には屋号も掲げられているのです。
蔦木蔦木

宿の出口の枡形に入ります。
蔦木蔦木

ここの枡形はぐるりとU字型に回って国道に合流します。
民家の私道と思われるところの石仏群です。
蔦木蔦木

13:15分、大きなケヤ木の先で国道に合流して蔦木宿を後にします。
蔦木蔦木


<平成20年11月>

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