- 安中駅〜安中宿
-
今日は安中から横川まで歩く予定です。JR信越線に乗って安中駅には8時過ぎに着きました。
駅の裏には列車からいつも目にする安中を象徴するような化学工場が山の斜面に張り付いています。駅前には国道18号線の高架が走っており、それをくぐって旧国道の裏にある旧街道に向かいます。
安中駅は市街地(宿場)からは離れており、駅周辺には商店街のようなものはありません。
旧街道に出るとりっぱな道しるべがありました。一宮と書いてあるので多分、富岡方面へ行く分岐と思われます。(上信電鉄に上州一ノ宮という駅がある)
このあたりは宿場町では無かったようですが中宿という地名になっている。
静かな旧街道を西に向かうと、まもなく石垣の堤防に突き当たります。碓氷川です。中山道の標識も立っていました。
そのすぐ上流には現在の国道橋が架かっています。かつての街道はここからほぼ真っ直ぐに碓氷川を渡っていたようです。
傍らには石仏も見守ってくれます。
国道橋を渡った先の信号で旧街道は左に入ります。歩行者は歩道橋を渡って旧街道に入ります。
しばらく行けば安中宿の町並みです。緩やかな坂道に沿った安中宿にはなかなかの蔵作り商家もあります。
石の道しるべがありますが、もう文字が読めません。一番下の”道”という文字だけはわかりました。
- 安中宿から松井田宿へ
-
安中宿を出て国道18号と斜めに交差して進んで行くと、杉並木が少し残っています。
杉並木の根元に石仏が3体まとめてありました。道路の改良をするとこのように集められるみたいです。
「原市村戸長役場跡」と表示された門のある家がありました。
左側には「原市高札場跡」と「明治天皇小休止所跡」の標識がありました。
しばらく行くと「八本木立場茶屋」の標識のあるお宅がありました。
このあたりの道祖神は丸い形のものが多いようです。
この付近、大変に雰囲気の良い街道筋です。向こうから歩いてくる人も街道歩きの旅人のようです。
安中宿から長く続いた旧街道もまもなく国道に合流します。
この付近、実際の街道は少し位置が変わっているようですが、今はその形跡はわかりません。
合流点には常夜灯が立っており、これはここから東50mの妙義道との分かれ道に立っていたものだと言うことです。
国道を進んで行くと、左側に妙義山が綺麗に展望出来ます。直ぐ下を流れるのは碓氷川です。
まもなく左の旧道に入ります。
少し行ったところで旧国道に合流します。正面には浅間山が接近して見えて来ます。
ここでまもなく12時、右側に蕎麦と書いた旗が立っているが看板が測量事務所になっている蕎麦処で昼食とします。
旧街道沿いでの食事処はなかなか無いことが多く貴重なお店でした。
30分ほどの昼食休憩で再度、歩きはじめると松井田宿に入りました。
松井田宿は出桁造りの家屋も結構あり、古い街を感じさせる通りです。
西松井田駅入口を過ぎて宿を出たところで、街道は左に入ります。
<平成18年11月>
次へ
Copyright (C) 2007 JA1KLB
|