鎌倉峠

飯能市東吾野駅〜鎌倉峠

昨年、秩父往還の鎌倉峠を越えようとしたのですが、道筋がよくわからず引き返したのですが、今回は再度の挑戦をしてみました。

西武池袋線東吾野駅前の有料駐車場(東吾野駅管理)にクルマを置いて歩き始めます。鎌倉峠の入口までの国道を行く路線バスは無く、結構歩かなければいけないのです。前回歩いたところの旧街道は一部を省略して国道299号線をそのまま歩きます。
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国道に出て少し行った右の写真のところを左に入ると、かっての高麗川を渡る渡し場があります。 渡し場のすぐ向こう岸はキャンプ場になっています。
その先、旧街道を辿って行けば木の狭い橋を渡って国道に合流するのです。
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しばらく国道を行くと、石の常夜灯が立っていました。国道も歩道があると歩くには助かります。
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高麗川を鎌倉橋を渡って坂組集落に入り、峠の上りにかかります。
途中のY字路には草に埋もれた「歴史の道調査報告書」に書いてある道しるべがあるが、「右ハ・・」くらいしか読めない。
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あまり足跡のない道を上っていくと峠にはすぐに到着です。峠は切り通しの何も無い峠です。ここから右へ上って行くと送電線の鉄塔があるようです。
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さあ、峠の下りです。雑木の茂った薮道を掻き分けながら少し下って行くと、間もなく道筋がよくわからなくなります。人の通った跡もありません。何せ、少しでも道らしい型があればいいのだが、急な傾斜ばかりのところになります。
まあ、平成元年から2年にかけての調査時でも道がわからなくて反対側から再調査したというのである。
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とにかく道無きところを下へと下りて行くと、平らなところになって薮越しに川とその対岸が見えてきます。
さらに上流方向に進むと、少し高い位置に30Cmくらいの幅の道が見つかりました。45度くらいの傾斜の途中ですから、そろそろと進みます。
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その先の小さな沢を渡るところには橋台と思われる石積みがありました。ここには橋が架かっていたのでしょうか。その延長上を辿るとお墓の裏に出て楽に歩ける道となります。
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まもなく国道と繋がる車道の橋に出ました。かってはこの橋の上流で高麗川を渡っていたようです。橋を渡って国道に出ます。
国道を少し行けばバイパスと別れてすぐに坂石宿に入ります。
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<平成18年3月>

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