※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の２万５千分の１地形図を複製したものです。
（承認番号　平１６総複、第６５９号）

下吉田〜中島

北に向かっていた街道は下吉田の宿の中ほどで直角に曲がり、進行方向が西に向き、さらに上州方面へ向けて行きます。
宿を出たところですぐに橋を渡るが、昔はもう少し上流側を渡っていたようですが、今は道は無くなっています。


県道を進むと道路わきに大きなパラボラアンテナのある電子部品工場や吉田町の役場の前を通過します。
そんな道でもお地蔵様もあり、少しだけ雰囲気のある街道を行きます。


このあたりはほとんどが広い県道になっています。「歴史の道調査報告書」によると短い旧街道区間は県道上では無いようだが、はっきりと確認できません。
道路改良されて移設された石仏は屋根が付けられてきれいに並んでいます。


しばらく坦々とした県道を行くと大棚部集落で、右に分かれる旧道状の方へ入ります。これは旧街道では無いようだが県道よりは静かでクルマも通りません。


その道から再度県道に出て、その先、左に入る狭い旧道に入って行きます。


民家のすぐ脇を通り、畑の中に入ったような感じになるが、道路の境界杭があるので間違いなくここは公道でしょう。


その先すぐに道路の築堤に突き当たり、その先は橋も無く通行できません。また県道で先をたどります。

中島〜上吉田

県道を少し行くとカーブの先で左の谷に下りる細い道があり、木の橋も架かっている。対岸の集落へ行くには車道の橋を通るよりも近道なのだ。


木橋を渡り、急な坂道を上れば対岸の松岡集落です。


松岡集落の末端の民家の間を行って谷に下りて吉田川を渡るのだが、今は橋が無いため手前の車道の橋を渡ります。


また少しだけ旧道がありました。このあたり昼時なのですが、食事の出来る店もまったくありません。その代わりクルマの通行も少ないので、歩道の無いところでもそれほど危険ではありません。


上吉田の宿にはつい最近、バイパス道路が出来ました。左側の旧道の方へ入ります。


古い家も少ししか残っていない小さな宿です。本当の旧街道はバイパス側だったようですが、この通りも街道の雰囲気があります。
小さなスーパーと酒屋がありますが、今は食事処も無い集落になっています。
ここで時間は１時半だが、ここから先はバスも無いし土坂峠越えになるので又後日として、ここで３０分後に出る帰りのバスを待ちます。バスも秩父までの直通は無く、小鹿野で乗り継ぐことになりました。

次は土坂峠へ

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