北国街道をさらに善光寺方面に向かって歩き続けます。
- 上田宿
-
信州大学前で鍵型に曲がって上田宿に入って行きます。一時停止で大木の繁る科野大宮神社に突き当たりますが、ここも枡形のようです。
うだつ(2階の両側にある防火壁)のある家もあります。大きなかんばんのある時計店や、蔵作りの商家もいくつかあります。
このあたりからは宿場と言うよりは上田城の城下町となるようで、現在の上田市の中心地です。このため十字路で城を避けるように4回ほどジグザグに曲がって行きます。
横町の信号では左に曲がります。
上田市の中心街は綺麗な商店街になっていました。ここは旧海野町で今は中央町です。問屋跡などの標識もあり、この道をまっすぐ行くと市役所や上田城址に行けますが手前を右に曲がります。左に行けば上田駅に出ます。
4回目の十字路(中央3丁目)を左に曲がったすぐ先を右に入ると旧柳町です。
この通りの約300mに古い町並みが並んでいました。実はここにこんな町並みが残されているとは思っていませんでした。
藏元やおみやげ店も何軒もあり、観光客もちらほらいました。
通りの出口右側に保命水という井戸を見て、ここを左に行き西に向かいます。
静かな通りを行くと「北向観音道」という道標がありました。ここを入っていくのが松本街道だという。
矢出沢川を渡るところは枡形で、右の写真の道標(字はよく読めないが、右善光寺道と書いてあるらしい)で右に曲がる。
矢出沢川は外堀だったようで、それらしい石垣もあり、このあたりが上田城の西の端のようです。
その先でまもなく国道18号線に合流します。
- 上田宿を抜けて西上田へ
-
国道を200mほど行くと右に入る旧道が別れていました。
このあたりにはかって杉並木があったようですが、今は1本の枯れた古株が保存してあるだけとなっています。
静かな街道です。
しばらく行って火の見やぐらのところで右に入ります。ここは何も書いてないので、まっすぐ行ってしまうと国道に出てしまいます。
旧街道を行くと前方のバイパス道路をくぐるようになります。
そのバイパスの手前に一里塚跡があり、小さな公園になっていました。旧街道はバイパスの建設で移動して少し高い位置に残されているのです。
一里塚と道しるべの説明書きがありました。
バイパスの先へ行くと長野新幹線の下をくぐります。
土塀と石垣と坂道が街道らしい雰囲気を作っています。路地もいい感じです。この路地の突き当たりは国道が走っています。
18号線に合流する手前で少しだけ細い道が続いています。
ここでカメラの撮影残量が0になってしまいました。時刻は3時30分。
地図を見るとここから西上田駅が近いので、今日はここまでとすることにします。しなの鉄道に乗って帰途につきます。
<平成18年9月>
次へ
Copyright (C) 2006 JA1KLB
|