青梅街道・むかし道

青梅街道は江戸と甲州を結ぶ甲州街道の脇街道である。 現在は青梅付近までは4車線の新青梅街道、その先は青梅マラソンのコースにもなっている2車線の都道、さらにその先は国道411号線となって整備された道になっている。
古い道も結構残っており、JRの終点の奥多摩駅から小河内ダムまでの旧道が「奥多摩むかし道」という名でハイキングコースとして整備されている。

氷川〜小河内

奥多摩駅前の観光案内所に立ち寄ると「むかし道」の地図がもらえます。 話では終点近くで土砂崩れがあり、一部通行が出来ないとのこと。でもそこは旧街道では無さそうである。
国道に出て橋を渡った先が氷川の町である。少しだが国道沿いに旧家が残されている。少し行くと右側にむかし道の案内看板があるところを入って、そのすぐ先で坂道を上っていくのが旧街道である。
奥多摩奥多摩

この急坂を登ります。登りきったところで廃線になった鉄道の踏切を渡り、その線路を見ながら進みます。 この線路跡はちょっと前に某テレビの「廃線跡復活」で使われたために、枕木などに新しいものが入っており、少し整備されているようです。
奥多摩奥多摩

その先では車道に合流し、2〜3軒の小さな集落を通り、少し下り坂になります。
石仏も所々に残されて祀られています。 途中の右側に滝もあるがちょっと水量が少ない。
奥多摩奥多摩

国道から来る道と合流すると車道は集落の中で行き止まりになるが、「むかし道」はそこから階段を上がりちょっとした峠を越えます。(旧街道としては急すぎる)
奥多摩奥多摩

また車道になりますが、クルマもほとんど通らない歩きやすい平坦な道が続きます。 ガードレールの外側にあるのは朽ちた古いコンクリートのガードです。
奥多摩奥多摩

神社の下を通過すると耳神様とか弁慶の岩などが道端にあります。 その先、国道が接近する地点では上を見上げると廃線の鉄橋が恐いような断崖の上を通っています。
奥多摩奥多摩

懐かしい感じのする集落の中を行くと、「馬の水飲み場」がありました。 ここにはかっては茶屋が数軒あったようです。
奥多摩奥多摩

左側には多摩川の渓谷を見ながら行きます。吊り橋もあって対岸にも渡れます。
奥多摩奥多摩

草に埋もれる石仏もありました。
国道から来る道と合流するとまもなく前方にダムが大きく立ちはだかります。
むかし道の通行止めは、ここから小河内集落を通ってダム上に出るハイキングコース部分のようです。 国道に出て、帰りのバスを待ちます。
奥多摩奥多摩

<平成17年4月>



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