※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
(承認番号 平17総複、第339号)
- 西通りを岩本駅から沼田へ
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今日は前回の続きで、JR上越線の岩本駅前から西通り街道を沼田に向かいます。岩本駅には朝9時過ぎに着きました。
現在は岩本駅のすぐ前を国道17号線が走っている。通行するクルマも多く、歩道が狭いので歩きにくい道である。
本来の沼田街道は二つ目の写真の奥(国道の左側)の山肩を越えていたようです。その旧道の上り口を探したのだがわからないので国道を行きます。
昔はこのように大きく削る道路は造れなかったのでしょう。右下は利根川の断崖です。
左側の山の斜面に立つ「聖徳太子」の碑を見ながら行くと、その先に左上から下りて来る街道と思われる道があったので逆行して上ってみます。
途中の農地のところまでは耕運機のタイヤ跡が入っているのですが、その先が森の中での薮になっていました。
200m程その薮道に入ってみましたが、薮が深く倒木もあり、その先に入るのは断念しました。
薮道を背にして沼田方向を見ると利根川が良く見えます。
国道に合流して少し行くと、人家のあるところで少しばかり右に旧道が別れていました。
再度国道に合流して行くと左への分岐道があるところに小さな道標が建っていました。
「廣瀬澤鍋改戸道」と書いてあります。
左上には上越線の線路が走っています。
しばらく国道を行くと右の利根川を渡る橋が見えて来て、この橋を渡ります。かつてはこの橋の下あたりを渡っていたのだろうか。
橋を渡った直ぐ先で、県道は右にカーブしますが街道は左に入るのです。
街道の道はまもなく右にカーブして坂道を上がっていきます。
坂の途中のお社の入り口には石仏群がありました。
坂道を上りきると集落の中の真っ直ぐな道が長く続きます。
県道を横切って進みます。このあたりには蔵のある家が結構あり、門構えの酒蔵もありました。
集落を抜けたところで左に入るのですが、何も目印が無いので少し行き過ぎてしまいました。
街道はそこから見える段丘を登るのです。
しかし、段丘上り口の車道が左にカーブするところから旧道は林の中に入っていくのですが、薮が深くなってしまっており入れません。
ここが通れれば沼田市街には最短距離と思われるのですが、今は歩行者も通れないのです。そこのガードレールの奥には石仏が草に覆われて立っていました。
車道で大きく西に迂回して県道に出ます。
その県道坂道の頂上付近で右下から上ってくる薮の旧街道が確認出来ました。旧道にはガードレールも設置されているので結構最近までは使われていたような感じです。
この先の西通り街道は県道を行くだけなので、今日はここから直ぐ東側を行く東通り街道に向かいます。
只今の時刻は10時50分です。岩本駅からここまで1時間40分の所要でした。
<平成18年10月>
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