- 細野峠〜大島宿
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細野峠から狭い国道403号線をしばらく下っていくと、旧街道と思われる左斜めに入る草道がありました。入口には段差があってクルマは入れないようになっています。
最近、路肩を補修した形跡もあります。
ちょっと草の多いところもありますが、歩きやすい道です。切通しなどは旧街道の雰囲気充分です。
その先に、幅は狭いが道の中央に石畳が現れました。舗装になっている道に出ると、石畳は左側に寄せてあります。
石畳が終わったところには「往還道跡」の標識があり、この左奥にはビオトープエリアが整備されているようです。
まもなく正面の下に大島の宿が見えてきました。
大きな由緒ありそうな屋敷民家がありました。
まもなく右から迂回してきた来た国道と合流します。
保倉川を渡る手前が口留番所跡だと言うことだが、場所はどこなのか標識も見つかりません。
国道403号は街中の十字路でまた右へ分かれますが、街道は直進です。
時刻は12時少し前になりました。自動販売機でお茶を買います。
- 大島宿〜小豆峠
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宿の先はまたすぐに峠越えの上りになります。
十字路のすぐ先を左に入るのが旧街道です。この道、最初は民家に入る道みたいに見えるので、そのまま車道を上って行ってしまいました。
500mくらい行ったところでどうも地形が違うと感じて戻ることにします。旅館で作って貰ったおにぎり弁当を食べながら地図を見ます。
道端で休憩していると雨がポツポツと落ちて来ました。やばい。。。天気予報は良く当たります。
戻って民家への道に入って行くと50mほどで、右に上がる道が分岐していました。旧街道らしい草の道です。
途中で左に行く草の深い道が分岐していたのですが、直進の道の方が歩きやすいので真っ直ぐに行くと、やはり方角が違うようなので戻ります。
やはりこの、草の深い道に入ります。最初のうちは草を掻き分けた足跡があったのですが、まもなくそれも無くなります。でも草丈は腰くらいの高さです。
草で足元が見えないのは、なんとなく不安な感じもするのですが、道すじはわかるので草の中を進みます。
雨も降り始めなので森の中では傘無しでも濡れません。
前方が明るく見えてきました。その出口のところだけ背丈を越える萱が茂っています。しかし、なんとか掻き分けて農道に出ました。
その先にちょうど農作業中の年配の人がおりましたので早速、街道の道すじの確認をします。すると手を休めて喜んで懐かしそうに「すぐ先の旧道の入り道」を案内してくれました。
しかし、写真のように今は藪が深い状態でした。良くここまで旧道を歩いて来たね、と感心されました。お礼を言って農道の回り道を行くことにします。
雨も一旦、止みました。
棚田の中の農道を回り道して行きます。
多分、旧街道はここらあたりに出てくるのでしょうが、こちら側も藪状態です。
ここからはしばらく舗装の農道となって峠に向かいます。
小豆峠に着きました。見晴らしも良くて、棚田の撮影地のようです。
時刻は13時40分です。
- 小豆峠〜松代へ
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峠の下りは農道となった歩きやすい街道を行きます。棚田がきれいです。
歩きながらも見晴らしも良く、右の方には国道がぐるりと回り道して来るのが見えます。
しばらく棚田の中を下ったところで、道がいくつにも分かれていました。
地図と照らし合わせて確認します。街道は丘の尾根をほぼ真っ直ぐ行く道を選択して進みます。
このあたりでまた雨が降ってきて、傘を出します。
それにしてもこの辺りの道端には石仏がまったく見つかりませんでした。石仏を見ると古い道を感じるのですが。。。
まもなく平坦地に出て国道403号線に合流します。
木和田原集落です。ここで雨が本降りとなってしまい、残念ですが今日はこの先へ街道を辿るのは断念することにします。
時刻は14時30分です。
ちょうどここで年配の方が通りがかり、木影で雨宿りしながら街道のこととバス停の場所を伺いました。
バスはここまでは来ておらず、30分くらい国道を歩いた先に松代駅行きのバス停があるとのこと。
しかたが無いので雨の中、国道を歩くことにします。雨はますます本降りになってしまいました。
ほくほく線の松代駅16:05発の電車で帰途につきました。
<平成17年11月>
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