北国街道3

小玉坂〜小古間まで

北国街道地図 暗らっぽい杉林の中の道をしばらく上って行くと、ありました標識だけの一里塚跡が。近くには大きな何かの碑も建っていました。

※掲載地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものです。
(承認番号 平18総複、第259号)


北国街道北国街道

まもなく標高700mくらいの峠を通過(牟礼村と信濃町の境界はもう少し先のようです)すると、ほぼ平坦な道となりここにも明治天皇の休止所跡があります。
北国街道北国街道

森を抜けて視界が開けて来たところの左側に草に埋もれた庚申塔がありました。小玉坂は結構上ってきましたが、下り側はほぼ平坦ですから、このあたりは高原地帯です。(標高は600m余)
北国街道北国街道

すぐ先が信濃町落影集落です。集落を抜けると国道18号線に合流します。
北国街道北国街道

4〜500m歩道の無い国道を歩き、左に入ります。ここの国道脇には珍しく「北国街道」の標識がありました。
北国街道北国街道
小古間〜柏原宿

小古間集落を抜けると前方には黒姫山が近くに見えるようになりました。その先に見えるのは妙高山でしょうか。
北国街道地図
北国街道北国街道

右に古そうな造り酒屋(松尾酒造)の建物を見て小さな橋を渡り、ちょっとした坂道を上がると一里塚跡があって、さらに旧国道を横切ればまもなく古間宿です。
北国街道北国街道

古間宿もあまり古い街並みは残っていません。またJRがすぐ裏を通過しているのですが、この宿の近くには駅は無く、1.5Kmも東に離れたところに古間駅があるのです。
北国街道北国街道

本陣跡には標識と説明板はあるが、今は見るべきものは何も残っていないようです。
北国街道北国街道

県道は左にカーブしますが、旧街道は直進して踏み切りを渡った先で左に曲がります。踏切の制御装置の筐体に「第4北国街道踏切」と書いてあります。
北国街道北国街道

住宅街の中の小川を渡ると短い急坂を上り、まもなく国道に合流します。
北国街道北国街道

柏原宿です。古い門構えの家もあり、小林一茶の旧宅(藁葺き屋根)が保存されていました。一茶はこの裏にある蔵で過ごしたようです。 ここだけはトイレや駐車場の施設があり、観光化されていました。
北国街道北国街道

柏原宿内の街道は国道18号線になっており、クルマの往来が結構激しいです。
ここで時刻も5時を回り、今日はここまでとします。郵便局前から左に入って黒姫駅に向かいます。

<平成17年9月>



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