足柄古道


足柄古道は1200年前の奈良時代から整備されたと言うから、他の街道に比べてかなり古くから利用されていたと言われる。 今日はこのハイキングコースになっている足柄道を辿って足柄峠を越えることにします。
小田原から箱根登山鉄道大雄山線で終点の大雄山駅で下車します。 この朝は小田原までのJR東海道線で車両故障事故があり、1時間も遅れての到着となり、ここからのバスも30分待ちになりました。


地蔵堂まで

大雄山駅のそばの関山バス停から地蔵堂行きのバスに乗り、10分ほどの矢倉沢バス停で下車し、ここから歩き始めます。
バス停近くに関所跡があるとのことだが、標識も見えないのですぐ先の旧道のような道に入っていきます。
足柄道足柄道

道脇に小さな祠があり、その後ろに隠れるように道祖神がありました。わら屋根で保護されています。 そこから戻るような道に入っていくと、民家の前に関所跡の説明だけが立っていました。
足柄道足柄道

旧街道を上っていくと「足柄古道」の標識があるところで右上に上っていくとバス通りに突き当たります。向こう側を見ると街道が続いています。 街道はこのバイパスにより大きく切り取られているのです。
足柄道足柄道

振り返ると景色の眺めもいいです。
道脇で畑の手入れをしていた地元の人に旧街道の道すじを確認し、雰囲気の良い旧道を上って行きます。
足柄道足柄道

まもなくバス通りに合流し、「家康の陣場跡」の標識を見て、500mほどで左に旧道が分かれます。 バス停の名も「足柄古道入口」となっており石仏も迎えてくれます。
足柄道足柄道

最初は本格的な旧街道ですが、残念ながらすぐに車道脇の歩道のような道になってしまいます。
足柄道足柄道

歩道が続きます。途中に「ひじ松」の説明板がありました。道からは見えないし、そこまで行く道は足元の悪い急な感じなのでパスします。 源頼朝が月を見るために邪魔だった松の木の枝を折り曲げた由来が書いてあります。
足柄道足柄道

歩道が石段で上に登っていました。 さらに墓地のところから下っていくとコンクリートの急な坂道で下ります。
足柄道足柄道

新しい石仏があり、まもなく車道に出ます。
足柄道足柄道

車道に出たら右へ戻るように下ります。橋を渡ったら右に行きます。左は「夕日の滝」に行く道です。 朝の電車が遅れたので、今日は滝見物は割愛します。
足柄道足柄道

金太郎の生家や「かぶと石」を横目に見ながら少し下っていくと、地蔵堂の横に出ました。バス停やお休みどころもあります。
足柄道足柄道

旧街道は地蔵堂の前を左に曲がり、また上りにかかります。
ここで丁度12時、案内本にも載っていた「万葉うどん」の店に入ります。屋根はわらぶきで中も骨董的なつくりです。 甘酒付きの梅うどんを注文しました。なかなか美味しいです。
足柄道足柄道

<平成18年1月>

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