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2006年の歩き始めは下田街道になりました。
前日は伊東に宿をとり、伊東駅から伊豆急線に乗って河津に向かいます。乗った電車は運良く「リゾート21」の車両でした。先頭車は展望車になっており、おまけに女性運転士でした。
平日のためか席も空いています。
これから歩く下田街道は「踊り子街道」と重なるところもありますが、半分以上は別ルートです。
※この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものである。
(承認番号 平17総複、第800号)
- 湯ヶ野〜七滝入口
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河津駅を降りると南伊豆東海バスの修善寺行きが待っていました。バス停前の案内所で¥300の切符を買うと、「踊り子歩道の案内図」が載ったバスの時刻表をくれました。
これには修善寺までのバスの時刻表が載っているのでありがたい。9時55分発のバスに15分ほど乗って湯ヶ野で降ります。時刻は10時10分です。
湯ヶ野と言えば、かって川端康成氏が泊まった旅館福田屋があるのだが、ここからは見えない。ここは国道414号線である。
バス停のすぐ先に左に入る道があり、ここを入ったところに大きな石の「天白神の御神体」が祀られていました。
その前を少し行ったところのこの路地を入るのが旧下田街道だったのであろうか。しかし小学校の校舎で行き止まりの道になっている。
又ここを左に入ると温泉旅館街のようだが、今日はパスだ。
国道に戻って先に進みます。
国道を少し行くと、左に下りる旧道がありました。
旧道に入るとまもなく右側の角に古い石の道しるべが立っていました。しかしもう、文字も良く読めません。こを直進するのは古くは小鍋峠を越えて行く下田方面(今は大鍋峠を越えて松崎方面の車道)で、右へ上がるのが天城峠方面の旧下田街道です。
今日は天城峠方面へ上って行きます。
下に見えるのが大鍋峠経由の松崎方面への道で、そそり立つコンクリートの壁の上には国道が走っています。
まもなくその国道に合流するが、旧街道は少し先の川合野バス停のところから左に下りて行きます。
途中で左から遊歩道のコースが合流してきます。坂道の途中には古風な民宿がありました。
谷を橋で渡り、再び登りにかかります。
道祖神がありました。その先の沢を渡った先には大日如来のお地蔵様もありました。
その先も石仏群や祠を右に左に見ながら行くと、国道の二重ループ橋が見えてきました。
ループ橋は秩父の国道140号線で通ったことはあるのだが、ループが二重になっているのはすごい圧巻です。
旧街道は一旦、県道のバス通りに出るがループ橋の下で橋脚を避けるように回り込んで行きます。その先再び県道に合流する手前は歩行者しか通れない狭い道となります。
まもなく七滝(ななだる)入口です。今は観光客のための温泉施設やおみやげ店が軒を並べています。
右へ登っていく道が旧下田街道です。河津七滝バス停はこの少し奥の観光センターです。
ここでデジカメのバッテリー警告ランプとブザーが鳴り出してしまいました。実は昨晩、バッテリーを充電するのを忘れたのです。近くのお土産店でアルカリ電池を購入して難を逃れます。このカメラは普通の電池が使えるのが便利です。
そのついでに街道の道すじを確認します。店番のおばあちゃんが親切に近道も教えてくれました。
時刻は11時30分、このお店でうどんでもと思ったが、おにぎりを持っているので昼食は後にします。
<平成18年1月>
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