三国街道・湯沢〜六日町

湯沢〜石打
梅雨入りの直前、三国街道を湯沢から六日町まで歩きます。越後湯沢駅を9時20分、スタートです。
湯沢駅前を200mほど行った十字路が旧三国街道です。商店街のこの付近は4方向とも雪避けの屋根が歩道に付けられています。 ここから北に向かって街道を行くと、まもなく住宅街となり静かな通りになります。この湯沢宿には本陣とかの古い建物は少ないですが、 右の写真(工事中のあたり)が枡形だったのかも知れません。
湯沢湯沢

左側には大きな新しい建物の造り酒屋があり、醸造用の湧き水が自由に飲めるようになっています。屋根もベンチも有り、酒屋さんに感謝です。
湯沢湯沢

その先、しばらく行くと国道17号線に合流します。 少し国道を進み、左にドライブイン温泉のあるところで右の旧道へ入ります。左奥には「ガーラ湯沢」が見えます。
湯沢湯沢

右側には草に埋もれた石仏が3体立っていました。字は良く読めません。
湯沢湯沢

JR上越線をくぐって先へ進みますと、墓地のあるところのY字路は左が旧街道です。右に行く新道は先(踏み切りの手前)に行って旧街道に合流します。
湯沢湯沢

堀切集落には二十三夜塔などの石造物があります。 そのすぐ先で国道を斜めに横切るところにも石造物群がありました。
湯沢湯沢

国道を横切ったところの左には塚があり、その上に小さなお宮が祀ってあります。
湯沢湯沢

そのすぐ先で行き止まりのような状態になりますが、真っ直ぐに草に覆われた旧街道に入ります。普通の人でしたら道とはわからないでしょう。 国土地理院の地図を見て判断すると、この舗装と草道の境目が湯沢町と石打町(現在は南魚沼市)の境界線でしょう。
草道の左側には石仏もありますが、すぐに階段となって切通しのスキー場への車道へ出ます。リゾートマンションへ行く道です。 この道が新設されたので旧道は不要になったのでしょう。その先はすぐに斜め右に入ります。
湯沢湯沢

スキー場の駐車場の中を通りますが、今の季節は誰もいません。
まもなく国道に合流します。そしてすぐ先で右へ入らなくてはいけなかったのですが、国道と立体交差してスキー場に行ってしまうような感じのために、それと気づかずに500mくらい国道を先に進んでから右に入りました。 あとで調べた結果、行き過ぎてしまっていたことがわかりました。
湯沢湯沢

<4ヵ月後に再訪>
行き過ぎて写真を撮れなかった交差の部分には、10月になってから行ってきました。川口町の「トビ坂峠」へ行くついでです。
ここはスキー場内の道からほぼ国道17号を斜めに横断するように立体交差の道に入り、すぐにコンクリートガードの隙間から下りて行くのが旧街道の道筋です。 最初の時はまさかここが旧街道とは思えませんでした。
国道には横断歩道が無いのでクルマに注意して横断します。
石打石打

この踏み切りを渡れば、あとはほとんど真っ直ぐな道です。道なりに北を目指します。
街道歩きは途中に休憩ベンチなどがあまりありません。ここらで少し早いですが、街中に入る前におにぎり昼食です。
湯沢

街道脇にはワラジをいくつも吊るしたお堂が2個所ほどありました。どういう意味なのかはわかりません。
石打石打

背丈よりも高い庚申塔もあります。国道を直角に横切ります。
石打石打

石打宿の町はスキー宿が多いようですが、今の時期は静かです。
石打石打

石打駅の入り口まで来ました。ここでちょうど12時になりました。 歩いて来た道を振り返るとスキー場のゲレンデが見えています。
石打石打

石打〜六日町

石打宿はかっての面影はありませんでした。まもなく郊外に出ます。 お地蔵様も雪避けの屋根が付けてあります。
雪国の家の玄関は2階になっているので、階段で上って家に入るのですね。1階は車庫や物置になっているようです。
石打石打

このあたりの三国街道は緩やかなカーブの連続で、直線部分はほとんどありません。
あぜ道にも石仏群があります。このあたりは皆、群になって立っています。
石打石打

街道は国道と並行しています。向こうの山は奥只見か尾瀬方面の山でしょうか。
石打石打

国道に斜めに合流しますが、すぐ先でまた右に分岐します。
石打石打

関越高速道の下をくぐります。
石打石打

再度、国道に合流したところに、古い門のある屋敷がありましたが、何なのでしょうか。
国道を少し行って塩沢市内に入り、小学校の入り口の信号のすぐ先を左に入るのが旧街道です。
石打石打

でもまたまもなく市内の旧国道に合流です。
石打石打

塩沢宿内は少しだけ古い商家が復元されていました。
石打石打

宿を出て郊外に出ると、国道と交差して国道の東側に出ます。この交差点には国道側を向いた庚申塔が建てられていました。
石打石打

大型スーパーの駐車場の脇を過ぎるとまもなく清水峠越えの道と合流して、六日町の宿に入ります。
石打石打

六日町の商店街も雁木のある町です。雁木も今は木製ではなく鋼鉄製になっています。
まもなく六日町駅の入り口です。時間も16時になりました。今回はここまでとします。
石打石打

<探査日:平成17年6月>



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