謡(うとう)峠を越える

太田宿を抜ける

今日も良い天気になりました。ホテルを7時にチェックアウトし、昨日の道標のある枡形から7時10分にスタートです。今日はこの太田宿を出て加納宿(現岐阜市)まで歩く予定です。
100mほど行った所に高札場跡の説明がありました。
(右の写真はクリックすれば拡大します)
謡峠謡峠

枡形の説明書きもあります。枡形を抜けると前方に見える国道41号線をくぐります。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
謡峠謡峠

国道をくぐった先で左に入ります。大木の下に虚空蔵尊があります。2基の石の常夜灯もあります。
ここからは木曽川堤防の道を行きます。このあたりからの街道は堤防に埋もれているのでしょう。
謡峠謡峠

堤防上の道は見晴らしも良くてウオーキングには最適な道になっています。
休憩ベンチもあります。この付近で美濃加茂市から坂祝(さかほぎ)町に入ります。旧街道はこの辺りからほぼ真っすぐに現在の国道21号線に合流していたようです。
現在は右にホテルが見えて車道に突き当たったところで右に行き、国道21号線に合流して進んでいきます。(堤防上の遊歩道は真っ直ぐに続いているが、出来るだけ街道をトレースして行きます)
謡峠謡峠

ホテル前の道から左下を見ると旧道らしい草道が見えます。たぶんこれが旧街道跡でしょう。
国道に出ました。朝の通勤時間帯とあって交通量が多いです。
謡峠謡峠

しばらく行くと一里塚の標識が立っているが塚はありません。
その先、公衆トイレのあるところで木曽川が接近して来るので安全な堤防の道を歩くことにします。
謡峠謡峠

堤防上に祠と石仏があります。
謡峠謡峠

堤防もまもなく終わり、国道に下りて歩道を行きます。
信号のある交差点を過ぎて右の山が迫ってきたところで小さな中山道の標識のある山道に入ります。
謡峠謡峠

遊歩道になった旧街道を上っていきます。すごい傾斜地になっています。
すぐ上をJR高山線の線路が走っています。
謡峠謡峠

振り返ると今来た道と木曽川が良く展望できます。金網は歩行者の転落防止と言うよりも下を行く国道への落石防止のような気がします。
崖の面に石仏があります。
謡峠謡峠

下りになった道を下りて行くと断崖の下に観音堂があります。
さらに石段を下りると国道です。
謡峠謡峠

前方を見ると国道と線路は大きな山のすそを廻って行きますが、旧街道はその山の手前から右に入って謡峠を目指すのです。
少しだけ遊歩道になった街道が国道と並行しています。
謡峠謡峠

右上には高山線の線路です。
峠口の数軒ある集落が見えてきました。
謡峠謡峠

街道は右に入るのですが、鉄道線路建設により分断されていますので、「ゆらぎ」というドライブイン(閉鎖中)の先で左の付け替え道に入ります。 小さく「中山道左へ」と書いてあります。
謡峠謡峠

謡峠を越える

傾斜の急な石段で沢に下り、沢と一緒に国道と線路の下のトンネルをくぐります。
突き当たりに中山道の案内図と「うとう峠」への標識です。右からの廃街道はロープで立ち入り禁止です。
謡峠謡峠

いよいよ雰囲気のある峠道です。まず木の橋を渡ります。
謡峠謡峠

苔むした石畳の残骸のある坂道です。
謡峠謡峠

右に遊歩道を分けます。
まもなくあずま屋のある休憩広場に出ました。ここまで約2時間休み無しで歩いて来たので10分ほど休憩します。
謡峠謡峠

ここから峠の先までは石畳が整備されています。
謡峠謡峠

謡峠です。峠の標識は無いのですが、たぶんこのお地蔵様のあるところが峠でしょう。標高は130mくらいで、峠口からの標高差は80mくらいでしょう。
この峠のすぐ右側には開発された大規模な住宅団地が出来ています。その関係か近所の人たちと思われる散歩する人が目立ちます。
謡峠謡峠

ここからは各務原市になります。
峠から100mくらい来たところには一里塚がありました。
謡峠謡峠

周囲は綺麗な公園として整備されています。
その先で車道に合流します。
謡峠謡峠

沼に沿って下って行きます。
謡峠謡峠

その先も住宅街(鵜沼台)の中を下っていきます。
謡峠謡峠

しばらく下ったところで右斜めに行きます。
謡峠謡峠

お地蔵様が祀られています。「赤坂の地蔵堂」として説明書きがあります。
この先は道なりに行けば鵜沼宿に入ります。
謡峠謡峠

<平成22年11月>

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