中山道(碓氷峠)

中山道の軽井沢から横川までを歩いて見ました。

碓氷峠越え
<軽井沢から碓氷峠までの登り>
軽井沢宿 旧碓氷峠は横川側から登るよりも軽井沢側から歩く方が、下り坂が多いため比較的楽に歩くことが出来る。
軽井沢駅前スタートは10時30分、ここから軽井沢駅前通りをしばらく行き、旧軽通りに入ります。ここが旧軽井沢宿、平日でも観光客で賑やかです。

軽井沢宿

碓氷登り つるや旅館の前を過ぎると舗装道路の旧中山道は徐々に登りにかかる。まもなく右へ遊歩道が分かれるが、旧中山道の案内標識は無い。まっすぐ行っても車道なのでこの遊歩道に入る。雑木林の中の道なので標高が上っても見晴らしは良くない。途中、軽井沢族の延長と思われる2人を追い越したが、道標も見晴台方面の標識だけが目に付く人気の無いところを約1時間かかって峠に着く。

旧碓氷峠 峠の茶屋で力餅とビールで昼食休憩。平日とあってか他に客はいない。
茶屋の女将さんに聞いたところ下の駐車場の脇を降りるのが本来の旧中山道とのことであるが。かなり歩きにくい道になってしまっているようです。確かにそこに旧中山道跡の説明の立て札が建っていた。今度来た時はその旧中山道を確かめてみることにします。
旧中山道

<碓氷峠からの下り>
旧道
峠からの下りは2経路あり、和宮道と古道である。和宮道は年に一度の「侍マラソン」の通る道だが、今回は少し狭い古道を下りる事にする。峠を200mほど下ったところから右へ入り、さらに坂本宿の案内標識に従って左に入ります。
たしかに山道だが歩きにくいほどではない。しかし途中には倒木がそのままになっているところや、沢を石伝いに渡るところもあった。でもまもなく和宮道と合流する。

碓氷下り

しばらくは歩きやすい尾根上の緩やかな下りだ。途中1ヶ所、旧信越線のめがね橋と碓氷湖を同時に望めるところがある。今は無人の茶屋の跡を過ぎるとV字型の道となって少し歩きにくくなるが、峠から約2時間で最近出来たと思われる休憩所に到着する。そこには記帳ノートが2冊置いてあった。
碓氷下り碓氷下り

碓氷下り
休憩所から10分ほど行くと「覗き」という見晴らしの良い場所に着く。ここからはこれから目指す坂本宿が良く見える。写真では見にくいが宿の向こうを横切っているのは長野自動車道、さらにその向こうは関東平野だ。
しかし、この先の下り道は急坂であり、さらに石がゴロゴロしていて碓氷峠一番の難所だ。 ところどころに「安政遠足」という侍マラソンのコースである標識が立っている。毎年5月に行われるようだ。しかし、よくこんな急坂の悪路を走って登るのかと思うと感心してしまいます。
碓氷下り18号線との交差点
「覗き」からは1時間ちょっとかかって国道18号線に出た。休憩所が出来ており中山道の説明板がある。 国道を横断して旧信越線(アプト道という舗装された遊歩道になっている)のトンネルの上を通って急な道を下るのが旧中山道だ。この付近は国道が出来て旧街道が少しの間無くなっているが、水道施設の横を通って18号線に合流し、坂本宿に到着だ。


坂本宿入り口

<平成16年4月>



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