三国街道・栃原峠

この栃原峠の探索の1ヵ月後に新潟県中越地震がありました。堀之内町でも結構被害を受けているニュースを見ました。 堀の内側の砂防ダムの下で鯉の養殖をしている方といろいろ話を伺いましたが、被害を受けているようでしたらお見舞いを申し上げます。

八色駅〜栃原峠
栃原峠地図 三国街道は湯沢以北にも面影が残っているであろうと思われる栃原峠を歩いてみました。 上越線の八色駅からまっすぐ北方向に登って行くのが旧三国街道です。
栃原峠
栃原峠
※この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1地形図を複製したものである。(承認番号 平16総複、第410号)

このコースは八色駅から峠までは「駅からハイキング」のコースに指定されており、上って行くと早速その案内標識があった。
さらに2万5千分の1の地図を頼りに行くと、橋のところでハイキングコースは車道の方向を指しています。 しかし、旧街道としては橋の手前で砂利道に入ります。入山禁止という標識があるが、道を歩くだけならいいでしょう。
雰囲気的には沢の流れを見ながらの良い道だが、少し先で2つに分かれていました。 右方向にはコンクリートの砂防ダムが見え、すぐに行き止まりになっています。しかたがないので、左に行ったのだがそれも数百mで先に進めなくなりました。
あとでわかったのだが、旧街道はこの砂防ダムを越えて登って行くようだ。(今はこのダムの前後で通行不能になっている)それと国土地理院の地図も古いのか新道工事のためか不正確で、峠への道筋が違っているのだ。
栃原峠栃原峠

しかたなく橋まで戻り、ハイキングコースの車道を行きます。 車道を進んで行くと上の方では峠を越える道を切り開く工事を行っており行き止まり。そして結局、栃原峠への道がわからなくなり、工事現場の人に訊ねると、分岐点を教えてもらえました。車道の3つ目のカーブのところに峠への上り口があったのです。(現在、道路工事の現場事務所が建っている) 良く見ると先ほど通ったときには気が付かなかった「駅からハイキング」の小さな標識が立っていたのです。戻っているときに工事現場を往復するダンプカーの運転手が停車して「どうしましたぁ」なんて声を掛けてくれたりしました。
左の写真が峠への上り口。右は通行不能の旧街道部分を見下ろす。
栃原峠栃原峠

雑草の多い道だが歩くには差し支えない程度の街道を上ります。途中、杉の木の根元に石仏を見て、さらに峠の上の工事現場を仰ぎ見るようになると、まもなく峠に着きました。
栃原峠栃原峠

峠の標高は300m程度と思われます。 森の中に小さなお社が建っており、手前の杉の木は上杉謙信の御手植えだそうです。「駅からハイキング」のコースは右の山の上を目指して分かれてゆきます。
峠の左上部では車道の工事が旧ピッチです。車道の工事は峠からは少し離れており、旧街道は壊されないようです。 大和町方面の眺めもいいです。ただ、休憩ベンチがありません。車道工事に合わせて設置してもらいたいものです。
栃原峠栃原峠
栃原峠栃原峠
栃原峠〜堀之内

堀之内側へ下る道は綺麗に草が刈られたばかりで、歩きやすい道です。峠のすぐ下には湧き水もありました。
左上に車道の法面のコンクリート壁を見ながら下ります。
ほぼ下りきると、左に分岐するコンクリートの橋が現れるが、その道は橋の先で草に覆われています。 街道はまっすぐに進みます。あとで話を聞くと、この橋からの道は砂防ダムを造ったための代替道路だというが、まったく使われておらず廃道状態になっています。
栃原峠栃原峠

少し行くと、むむ、コンクリートの砂防ダムが現れる。ここで行き止まりかと思ったが、歩行者だけの迂回路が付けてありました。
栃原峠栃原峠

砂防ダムの下流側では地元の人があぜ道の草刈をしており、声を掛けると草刈機のエンジンを止めて街道の話をしてくれました。田んぼかと思ったところは鯉の養殖をやっている池で、見ると大きな鯉が泳いでいました。
この先はまもなく2車線の車道に出ました。三国街道入口の案内標識が立っています。
ここからはJR堀之内駅までただひたすら真っ直ぐな2車線の車道を歩くしかありません。旧街道を拡幅したものと思われますが、交通量は少ないので安心して歩けます。
八色駅から越後堀之内駅までは途中の1時間くらいのロスも入れて、所要時間は約5時間であった。
栃原峠栃原峠

<探査日:平成16年9月>




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