鈴鹿峠上り
坂下宿

馬子唄会館の先で旧国道1号線に合流。道幅は広いがバイパスが出来ているので、クルマもほとんど通らない。まもなく坂下宿だ。
坂下宿は宿そのものが小さいし、国道が最近まで走っていたことにもよるのか、今は昔の面影はあまり無くなっている。
坂下宿坂下宿

本陣跡なども石柱のみになっている。
再度国道に出るが、歩道の幅は広くてクルマも通れるようだ。ここからの峠越えの国道はいわゆる4車線であるが、上下線が相当離れた一方通行路になっている。そのため、時々間違って逆行するクルマがあるらしい。
坂下宿坂下宿

鈴鹿峠へ

まもなく橋の手前で右へ上る道が現れる。旧街道とは表示も無いが片山神社の参道でもある。ここからが本格的な峠への登り道で、コンクリート舗装ではあるが旧街道の雰囲気が出てくる。
鈴鹿峠鈴鹿峠

道は神社の石段に突き当たる。左へ行くのは国道へ出るが、旧街道は右の石垣を巻くようにジグザグ登りが始まる。
ここも案内標識が無いので、左右どちらが旧街道なのか間違えやすい。
鈴鹿峠鈴鹿峠

旧街道をジグザグに上ってゆくと、お、待望の石畳である。距離は短いが補修もさほどされてないのがいい。
石畳を過ぎると上に追いかぶさるのは国道の橋だ。
鈴鹿峠鈴鹿峠

階段を上れば広場(過去の国道があった場所)に出て、さらに石段を上ればまもなく峠に出る。 途中には「馬の水のみ場」があるが、コンクリート製になっている。
鈴鹿峠鈴鹿峠

ここが鈴鹿峠である。標高は378mだが、平坦な杉林の中なのであまり峠らしくないのだ。時刻は13時丁度だ。 関から4時間をかけて歩いてきたことになる。
ここから左に300mほど入ると鏡岩というのがある。今はごつごつした岩で鏡とは言えない状態だが、岩に登れば見晴らしは抜群である。国道が上下線に分離されているのが良く見える。(右の写真)
鈴鹿峠鈴鹿峠

<平成17年1月>

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