- 大桑〜野尻宿
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昨日と同じ、朝の6時過ぎに2連泊した木曽福島のホテルを出発します。
木曽福島駅までは徒歩15分ほどかかります。今日もいい天気になりました。今日は大桑駅から南木曽駅まで歩くのです。
7時前に大桑駅に着きました。ここには本数は少ないがコミュニティバスも発着しています。
駅前の旧中山道に出ます。昨日はここから東に向かいましたが今日は西に向かいます。町並みを抜ければまもなく中央線の第10中山道踏切を渡ります。
そして国道19号線に出ました。ゴーゴーとクルマの走る国道の歩道を行きます。
しばらく行けば左側に「道の駅大桑」があります。旧街道にはなかなか休憩場所が無いので少しここで10分ほど休憩します。
休憩後、少し先で右に別れる街道に入ります。ここからはしばらく国道とはお別れで歩きやすい道になります。
第11中山道踏切で線路の右側に出ます。先ほども第10踏切で右側に出ましたが、その先の道の駅手前で中央線トンネルの上を越して線路の左に出ていたのですね。
民家の庭先の池には鯉が泳いでいます。
その先のY字路は左です。
特急電車が通過して行きました。
右側の木曽川の対岸には水力発電所が見えます。
第12中山道踏切を渡ってまもなく坂道を上ると野尻宿に入ります。
宿の入口はT字路を左に行き、すぐに右に曲がります。枡形なのでしょう。ちゃんと中山道標識があります。
石碑が立っているが文字は読めません。
町並みを行くと右側に脇本陣跡があります。
野尻宿の古い町並みはなかなかの雰囲気です。
このすぐ右に入ったところに野尻駅があります。
この宿内の道は曲がりくねっているのが特徴みたいです。
「西のはずれ」の説明板で宿を抜けます。
- 野尻〜三留野(みどの)
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宿を抜けると民家が点在した中を行きます。左上には国道が走っています。
一里塚跡の碑があります。
その先の標柱の案内で街道は右に入ります。
さらに曲がりくねった街道を進んでいきます。
中央線の線路をくぐって右側に出ます。
道脇に石仏群があります。
この辺りからの旧街道は山側に消えているようで、しばらくはこの車道を行きます。
踏切を渡ります。これは中山道踏切では無いみたいです。
次に第13中山道踏切で右側に出ます。
もう1回、踏切を渡ります。
時々列車が来た時は写真を撮ってみます。
ここでは一旦国道の橋を渡り、すぐに左に入ります。
かつての街道はこの沢の少し上流で渡っていたようだが、今は通れません。
この辺りから旧街道になるようです。
やはり街道にはそれらしい民家や石灯籠があります。
ここはY字路を右に下りて神社前の坂道を下りていくと国道に出ます。
国道に出る手前に小さな中山道の指示標識があり、国道と中央線の下をトンネルで横断します。
中山道にはここ以外にもこのような仮設したような水路トンネルをくぐるところがありますね。
中央線の線路沿いを行くようになります。
また民家の庭先の池に鯉がいます。
この辺りは湧き水も豊富なようです。
左上が十二兼駅です。右側は木曽川です。
ここにもコミュニティバスが走っています。
その先に「明治天皇小休止所跡」の碑があります。明治天皇が全国行脚した時の休憩したところです。
(右の写真はクリックすれば拡大します)
国道に出ました。ここからは淡々と国道の歩道を行きます。
右の木曽川の風景もいいです。
3Kmほど国道を歩いたところで街道は左に別れます。
中央線の線路をくぐって坂道を上って丘の上に出ると三留野宿になります。
- 三留野宿
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宿の入口で左から合流する道は古中山道です。
脇本陣の説明と明治天皇の碑があります。
(左の写真はクリックすれば拡大します)
このガードレールの切れ目の階段を下りるのが旧街道です。標識があるのだがわかりにくいので最初は行きすぎてしまいました。
この三留野宿はあまり見どころのある町並みは残されていません。かつて大火があって消失したようです。
石灯籠があります。
先ほどの車道に合流した先は昨年に土石流災害があったところです。
小さな沢だが、急斜面のため大災害になってしまったようです。右岸の被害が大きく、現在も復旧工事が進められています。
Y字路は右に行きます。
右下には南木曽駅のホームが見えます。こちら側からの駅入口はありません。
中央線のトンネルの上を越えます。
今回の街道歩きはここまで。
SLが展示されているところから線路沿いに南木曽駅に向かいます。このSLは中央線が電化された時の旧線跡にいるのです。このSLの後ろがずっと廃線跡になっているのです。
今日は余裕を見て早く出発したので予定よりも早く13:40に南木曽駅に着きました。1時間に1本の電車が行ったばかりなので近くにある木曽川に架る古い桃介橋を見てきます。
これで中山道は熊谷から京都までほぼ完歩しました。約11年かかりました。(実は長久保と和田宿間の8Kmのみがまだ未踏破なのです)
<平成27年5月>
次は妻籠宿へ(11年前)
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