東海道・姫街道2
三ケ日宿〜本坂峠

三ケ日の宿を出て道なりに西へ向かいます。腹ペコの中、既に午後の授業の始まっている三ケ日高校に沿って左にカーブして行くと、立派な建屋に保護された秋葉常夜灯がありました。 その先で国道362号線に合流します。国道の逆方向を見ると、100m位戻った所に、ありましたレストランが。。。 ここでやっと昼食にありつきます。
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30分ほど昼食休憩の後、歩道の完備された国道を行きます。板築駅跡(その昔は宿を駅と言った)という標識を見てしばらく行くと森川橋の先に右に入る旧道らしき道が見えてきます。
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旧道を100mほど登ったところに「本坂一里塚」がありました。本来一里塚は両側にあったわけですが、ここは片側が残っています。ここを左に行くとまた国道に合流します。
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緩い国道の坂道を行くと、左に旧道が続きます。
本坂宿ですが、古い街並みはありません。常夜灯が保存されていますが、高札場や本陣・旅籠なども残っていませんでした。
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また国道に出たところの右側には、石仏が祀られていました。その前は短い旧道で雰囲気を残しています。
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そのすぐ先から旧道は右に入り本格的な本坂峠への登坂で、また石畳が始まります。
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石畳が途切れると、少し路面が荒れ気味のところもあります。サイドには大きな鏡岩(今は鏡のように光ってはいない)もありました。途中で2回、旧国道を横切ります。
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その先もさらに登りで石畳の両側が珍しい「椿の原生林」となっており、散った花びらが石畳に散らばっていました。
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車道を横切る部分は階段になり、さらに登ると少し傾斜が緩くなってまもなく本坂峠です。
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この本坂峠も林の中のため見晴らしはありません。標高は326mで、ここは静岡と愛知の県境です。これより豊橋市に入ります。
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本坂峠〜和田辻

峠のつづら折れの下りの傍らに弘法大師が飲んだという「弘法水」が湧いていますが、量は少なく今は水溜り程度になっている。
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少し荒れ気味のところもある道だが、まあ歩きやすい街道です。
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下りが緩やかになった林の中に嵩山(すせ)の一里塚が左側に1基ありました。
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コンクリートで整備された嵩山の石畳です。中央部のくぼみが排水溝になっているようです。
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旧国道に合流すると嵩山(すせ)宿で、古いものはほとんど無いですが、ここにも常夜灯だけは保存されてありました。
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宿を出るとトンネルを抜けてきた国道362号に合流です。後ろを振り返ると、坊ヶ峰(標高445m)が見えてその右肩を越えてきたわけです。
しばらく行くと、国道脇にまた常夜灯がありました。
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長楽の一里塚跡は竹薮の中に碑が建っています。顧みると今日は6ヶ所の一里塚を通過してきており、24Kmも歩いて来た事になりました。
ここで時間も5時をまわり、その先には始発のバス停があり2分後に豊橋駅行きが発車するので、このバスに乗り帰途につきました。
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<平成17年3月>


・今回の姫街道は五街道ウオーク様の地図を参考にさせて頂きました。


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