峠を越えればあとは下り道です。峠の少し先にパーキングエリアと公衆トイレがあり、それを回るように旧東海道歩行用の道が造られ、箱根旧街道のアーチが建っている。説明書きによるとほぼその真下に本当の石畳が埋められているとのこと。この先に一般道との交差点があるので右に行きます。(右方向への矢印の無い標識もあるのでまちがえてまっすぐ行ってしまわないように。。)
300mくらい車道を行くと旧街道の入口です。
街道は笹林に囲まれて、荒れているが石畳の下り坂が続いている。おそらくこれが昔からの石畳なのでしょう。
一旦は国道に出るが今度は右に旧街道が続く。ここに接待茶屋の跡があるのだが藪草に覆われてしまっている。
勾配は緩いのだが延々と続く石畳の道。とにかく長いのだが所々では見晴らしが良い。
途中、山中城跡の下では国道に吸収されている。歩道は無いので注意して歩行。山中城跡も寄ってみたいが今回は街道歩きが目的のため先を急ぐ。このあたりまで、他にも街道歩きのハイカーがいたのだが、この先はばったりといなくなる。
何回も国道とクロスしながら街道はほぼ最短距離で三島宿を目指している。それにしても石畳が続いているが先ほどの山中の手前あたりからは石畳が良く整備されて不自然なくらいに綺麗に整っている。
長く続いていた石畳も笹原の一里塚を過ぎるとアスファルト舗装になり、国道に吸収されるところも多くなって来る。
三島に近くなると松並木が現れるが、並木内は国道で自動車専用となり、並木の外には歩行者専用の石畳が造られている。そして並木が途切れたところで国道から右へ逸れて急な坂道で下ればまもなく東海道線を渡って三島宿に入る。
箱根関所跡から三島駅まで約5時間の旅であった。
<平成16年5月>