中山道・美濃路2

恵那(大井宿)〜深萱

昨夜は中津川泊まり。今朝は8時前に再度中央本線の恵那駅に降りました。 今日のコースは山道がほとんどなので、駅待合室のキオスクのコンビニで昼食のおにぎりを買います。最近は駅のキオスクがコンビニ風になっているので便利です。
昨日の交差点(駅前の約200m)から西に向かって、今日は細久手まで歩きます。
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この大井宿の西側にも所々に旧家が残っています。右は風格のある旧中野村の庄屋の家です。
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まもなく永田川を渡って広い道へ出ます。 さらに交通量の多い五差路を直進します。
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この部分は旧国道の広い道になっていますが、道脇には「中山道」と表示されたりっぱな標柱が建っています。
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国道19号バイパスへ合流するところ、右側に中央線の下り線路が見えてきたところで右に入り、踏み切りを渡ってすぐ左に入って行きます。道路脇には「中山道大井宿」の説明板もあります。尚、中央線の上り線路はこれから行く向こうの山の下を新槙ヶ根トンネルで通過しています。
山の手前には中央高速道が走っており、そのため旧街道は少しの間、高速道路の下になって消滅しています。迂回して高速道の下をくぐって向こう側に回って行きます。
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まもなく西行坂の整備された石畳が始まります。右上に石仏もありました。
坂の途中には歌人の西行法師の墓「西行塚」が右上に、左には休憩所やトイレもあります。
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石畳が終わって坂道を上りきると道の両側に「槙ヶ根の一里塚」がありました。見晴らしも良いところです。
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気持ちの良い尾根道を歩いて行きます。このあたりはずっと「東海自然歩道」にもなっています。
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十字路のところで右側に携帯電話の中継塔を見て広い車道に合流すると、茶屋跡の標識が立っていました。 跡ですから草木に覆われているだけです。
その先の建設会社のところで車道は左に下って行きますが、街道は右の山道に入ります。
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その先にもかっては茶屋が数軒あったようで、ここは立場だったようですが今は森の中です。
「左 伊勢名古屋道」と書かれた大きな石の道標もあります。中山道は直進します。
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右側の丘上に和宮姫が休憩したという「姫御殿跡」、左側には武士が怒って切り落としたという「首なし地蔵」を見ながら尾根道を進みます。写真を撮っていたら後から来たウオーカーに追い越されました。
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その先の下り道はまた石畳になっており、「乱れ坂」という名が付いていました。急坂のため大名行列も乱れてしまったようです。 このように坂道ごとに坂の名前が付けられて標柱が立っています。
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橋を渡って周囲が開けると広々とした四ツ谷集落になります。街道の路面は茶色の舗装になっています。
この集落内にはこのあたりで唯一のジュースの自動販売機がありました。早速1本買ってしまいます。
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集落を抜けると砂利道の農道になり、山合いを抜けたところに「びやいと茶屋跡」の標識がありました。右の小屋が茶屋みたいな感じに見えますが農作業小屋のようです。
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その先、「紅坂の一里塚」です。これも対で現存しています。
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また石畳です。その真ん中に牡丹の花模様の「ぼたん岩」が顔を出しています。石畳を下ると民家が見えてきます。
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民家の先「黒すくも坂」という石の標識のある坂道を下りきったところで橋を渡れば国道418号に出ます。
ここで逆方向へ向かっている街道ウオーカーとすれ違います。今10時半ですから細久手をスタートしたのなら相当朝早く出発したのでしょうか。(私の場合、ここから細久手まで6時間かかった)
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ここは深萱立場の集落だったところです。手前の国道脇に藤村高札場が復元されていました。
国道を100m程行って右へ入る角のところが茶屋本陣だったようです。
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<平成17年5月>


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