北海道一周の旅・その3

さらに北海道の旅を続けます。

函館〜札幌〜函館(7日目)

函館07:04−−(スーパー北斗1号)−−08:15長万部09:08−−(普通)−−12:42小樽
13:04−−(快速)−−13:36札幌15:07−−(スーパー北斗16号)−−18:24函館

今日は朝から本降りの雨となってしまいました。今日は最初の予定では松前線の廃線跡の探索に行くことにしていたのだが、雨ではしかたなく函館本線の旅に変更したのです。
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明日乗る予定の7時発の八戸行き「スーパー白鳥」を見送った後、4分発の札幌行き「スーパー北斗」には長万部まで乗ります。ここで降りた客は皆改札口に向かっていきましたが、私は小樽行きのホームに向かいます。 まもなく「北斗星3号」が入ってきましたので跨線橋の窓から撮りました。この北斗星は函館をスーパー北斗よりも30分近く早く出ているので、途中駅で追い越したようだが、どの駅だったかは気が付きませんでした。
雨も容赦なく降っているので既に停車中の単行ワンマンの小樽行き気動車に乗って発車を待ちます。
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このキハ40型気動車の座席の片側は2人用のボックス席になっていました。これは始めて見ましたが、通路を広く取るために改造したのでしょう。
長万部からの函館本線は小樽まで5つの峠を越えて行きます。その峠の標高は200mにも満たないところですが、峠の前後は20パーミルの勾配が連続することや豪雪地帯のため、遠回りの室蘭本線経由に貨物列車や優等列車が行ってしまい、今はローカル線の風情になってしまったのである。
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熱郛〜目名間の田園風景です。
ニセコを過ぎて倶知安に着きました。ここでは20分間の停車があります。雨は降り続いています。
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倶知安駅のホームには写真ではわかりにくいが、「むかい鐘」というのがありました。これはかって、到着列車の接近を知らせるために鳴らしたようです。
然別では交換のため5分ほど停車です。さすがに函館本線だけあって駅構内の線路は長く、単行気動車の交換ではもったいないくらいです。 このあたりから雨が上がってきました。
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余市からは乗客も多くなり、塩谷でも列車交換すると次は終着の小樽です。
倶知安・小樽はだいぶ前に、SLの撮影に来たことがあるので懐かしい。その頃は急行も走っていたのだが、今は前よりも寂しい感じだ。
小樽からは千歳空港行きの快速には駅弁とビールを買って乗り換えです。
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札幌で下車します。隣のホームには「トワイライトエクスプレス」の大阪行きがDD51の重連で発車を待っていました。函館行きの発車までは1時間以上時間があるので、地下鉄ですすきのあたりまで行ってみることにします。 札幌駅も相当変貌していました。かって橋上ホーム化された直後は駅舎とホームの間(旧地上ホームのあったところ)が空き地になっていて、新幹線予定地かなあと思っていたのだが、今は新しい建物(駅舎)が出来ていました。
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ゴムタイヤの地下鉄南北線で「すすきの駅」まで行き、帰りは通りを歩いて札幌駅に戻ることにします。雨の上がった札幌の町は賑やかです。
すすきのからは路面電車が出ています。(右の写真の中央)
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右の写真は大通公園です。北海道も花の季節を迎えています。
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札幌駅には1時間ほどで戻りました。それにしても札幌駅は島式ホームが5つもあり、大きい。
15時7分発の「スーパー北斗16号」で函館に戻ります。昨日はこれの2つ前の北斗に乗ったのです。
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函館までは昨日と同じコースなので、ちょっと退屈するが、時間通りに函館に着きました。
函館〜帰宅(8日目)

函館7:00−(スーパー白鳥10号)−9:54八戸10:05−(はやて10号)−10:34盛岡11:01−
(こまち7号)−12:37秋田12:49−(いなほ10号)−16:32新潟16:48−(Maxとき338号)
−18:02高崎18:48−(八高線)−19:44小川町19:54−(東武東上線)−20:03つきのわ

北海道 今日は最終日、1日かけて八戸・盛岡から秋田新幹線、そして羽越線から新潟経由で帰ります。 真っ直ぐに東北新幹線で帰れば昼過ぎには東京に着いてしまうが、それでは早すぎるので、フリー切符利用でこそのS字型に遠回りをして行くわけなのです。

7時発の特急は車窓左に函館山と津軽海峡・松前国道を見下ろしながら江差線を行きます。 木古内で停車後、津軽海峡線に入りいくつかのトンネルを抜けて知内駅を通過すると長い青函トンネルに入ります。
青函トンネルは莫大な費用と年月をかけて完成したが、近年は利用者の減少で快速列車の廃止などは残念なことである。しかしコンテナ貨物列車とは何回も行き違いをする。
トンネルの長さは54Km、特急列車は30分ほどかかって通過します。通路ドア上部の電光掲示ではその都度、通過地点が案内されている。
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トンネルを出てしばらく走れば青森駅に着きます。ここでは進行方向が変わるので、座席の向きを変えます。 ここからは自由席もほぼ満席になりました。
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車両の通路ドア上部の表示板には現在の列車の位置がイラストで電光表示されています。以前に海峡線快速の50系客車には海底トンネルの部分だけの位置表示がありましたね。
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右に新幹線の高架橋が見えてくると八戸駅に着きました。ここからは新幹線の「はやて」に乗り換えます。そういえば「はやて」に乗るのは初めてです。 この列車は全指定席なので、乗り換え窓口で指定を受けます。
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まもなく30分ほどで盛岡に到着、ここで秋田行き「こまち」に乗り換えです。この新幹線は八戸行きのはやてと併結を解かれて、前部のこまちが先に発車します。 それにしても2分という短い停車時間で発車します。その2分後に八戸行きが出るのです。
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この「こまち」に乗るのも初めてである。田沢湖線にはだいぶ前に乗ってはいるが。
右の車窓には岩手山が見えます。ミニ新幹線ですから途中駅の様子も在来線の駅と変わらない雰囲気です。 途中の大曲駅ではスイッチバックして進行方向が変わる。
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秋田では羽越線の「いなほ号」新潟行きに乗り換えです。以前のいなほ号は青森から上野まで直通していたことがあり、それに青森から乗ったことがあったのを思い出します。
日本海側も高速道の工事が進んでいます。
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車窓には風力発電の風車が異様に見えます。どうもこういう風力発電は環境にはいいが、風景を壊しているような気がします。
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新潟からは上越新幹線です。 2階建てMaxもいいのだが、座席がすべて3列なのがどうも満席だと窮屈です。
高崎での八高線への接続は同じなので、越後湯沢で空いている次の始発列車に乗り換えます。
高崎からは乗り慣れた地元の八高線の列車で、通勤通学の人たちと一緒に帰ります。
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<平成18年5月>



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