羽幌線代行バスの旅
<羽幌線代行バスの旅>

北海道に行った時、留萌から幌延までまたまた路線バスに乗りました。
JR留萌本線で留萌駅着11:16。駅前にはタクシーは居るがバス停らしいも のは無い。駅には観光協会の案内所があり、そこで尋ねると大通りに出たところと 言う。約100m歩いたところに待合室のある沿岸バスのバスセンターがあった。 ここから幌延まで延えんと3時間半の路線バスの旅だ。
途中での昼食を考え、窓口で途中の停車時間を聞くとほとんど無いという。しか たがないので駅まで行っておにぎり弁当を買い、3〜4分遅れの11:35発幌延 行きのバスに乗車。80%くらいの乗車率である。高校生や買物帰りのおばさんが ほとんどである。
この路線は以前、国道と平行して国鉄羽幌線が走っていたのであるが、現在は廃 止されてこの代行バスとなっているのである。このためか1時間に1本程度のダイ ヤになっている。
バスは旧線路に平行した国道232号線を走る。旧線路跡は線路は取り外されて いるが築堤や鉄橋は完全に残っている。左手に今は穏やかな日本海を見ながら牧場 原野の中を北に向かう。主要な町にはバスセンターがあり、旧国鉄の駅があった所 も整備されて新しいバスセンターに変身している。旧遠別駅には腕木式信号機が残 されていた。
遠別を発車すると乗客も5名以下となり、終着の幌延に近づくころはとうとう私 ひとりとなった。それでも北海道らしい車窓の風景の中、定刻の15:05幌延駅 に到着。料金は2450円を料金箱に入れる。
このバスには全線を乗り通す客はほとんどいないだろう。運転手は途中で2回交 代していた。
宇和島>中村、金沢>岐阜、盛岡>久慈に続いた路線バスの旅も4回目は北海道 での旅であった。
(1991年6月踏破)


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