●群馬県●
<信越線横川−軽井沢の廃線跡2>

〜横川〜旧丸山変電所を歩く〜
その後、横軽の廃線跡も変わっているようなので、8年後の今の状態を見に行ってきました。

実は途中の温泉施設(峠の湯)まではトロッコ列車の運転が開始されています。このため一部は廃線跡とは言えないかも知れません。
旧中山道踏切は廃止され、立体交差(車道は半地下式)になっていました。旧踏切には新しい柵が出来ていますが、遺物は残されています。 側溝の蓋にはラックレールも使われています。
そこから鉄道文化村方向を見ると、EFとあさまが留置されていました。この場所は前は空き地だったところですが、最近になって留置線が造られたようです。(鉄道文化村内では無く、その外側なので近寄ることは出来ません)
横軽廃線横軽廃線

その踏切から先は片側(旧上り線)部分は「アプトの道」として遊歩道になっています。そこは線路の上部だけは見えるように舗装されており、非常に歩きやすい道です。 架線や信号ケーブルは複線時代のそのまま残されています。線路脇の鉄道写真撮影者への注意看板もそのままです。
直線部分は1Kmほどあり、向こうから歩いて来る人が見えるのですが近づいて来るのに時間がかかります。上の高架橋は上信越道です。
横軽廃線横軽廃線

途中の無人踏切はそのままですが、鍵がかけられています。
丸山に近づくと右側に「避線跡へ」という標柱が立っていましたので入ってみました。盛土部がそうかなあ、と思われる程度の杉林の中でした。 この標柱は廃線前には無かったはずです。避線(キャッチサイディング)とは急な下り坂道で列車のブレーキ故障などに対応するための減速用の線路です。
横軽廃線横軽廃線

旧丸山変電所に着きました。横川からゆっくり歩いて30分かかりました。
以前の変電所の建物は屋根が落ち、窓ガラスもメチャメチャで無惨な状態でしたが、今は2棟とも綺麗に復元されています。
線路はここまでが1000分の25勾配だが、この先がアプトを使用する1000分の66勾配の急坂になるのです。
横軽廃線横軽廃線

その変電所前はトロッコ列車「シェルパ号」のまるやま駅のホームが造られていました。 乗車料金は¥900と書いてありました。文化村入場料金も含まれているようですが、本日は残念ながら定休日です。

その先にも行きたいのですが、今日はクルマで来ている帰り道のついでなので、ここで来た道を戻ります。
横軽廃線横軽廃線

(平成18年5月)
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