●茨城県●
・筑波鉄道2(土浦−筑波)
・・・昭和62年廃止
土浦 筑波鉄道40Kmの廃線跡はほぼ全線にわたって完全舗装のサイクリングロードに変身している。前回は筑波から岩瀬までをレンタサイクルで見て来たが、今回は残りの南半分へ徒歩で歩いてみました。
9時40分、JR土浦駅へ降りる。筑波鉄道は土浦が始発だった。その土浦駅の線路跡は今は駐車場になってしまった。サイクリングロードは廃線跡が常磐線との並行から離れるところから始まる。このあたり、前は築堤だったようだが、平地に戻されて余った部分は空き地になっている。
少し先は今は公園の工事とかで少し迂回をする。(ここがかって車庫だったところだろう)

新土浦駅 またその先、小川を渡る橋は護岸改良工事のためか無くなっており、道路橋を渡りちょっと行くと新土浦駅のホームがあった。

この先は延々と田園の中を行く道となる。サイクリングロードに整備されているので歩きやすいが、廃線跡の雰囲気は少ない。
虫掛駅 虫掛駅もホームは残されており、トイレと駐車場が新設されている。

坂田駅
次の駅は坂田なのだがホームは無くなっている為、駅はどこにあったのかわからない状態。しかし、県道沿いに坂田駅の旧駅名標が立っていたので、このあたりだったのだろう。近くには園芸店があるだけだ。
沿線には桜の並木が植えられており、またところどころに距離標識が残されているくらいだ。

藤沢駅
藤沢駅
藤沢駅跡は良く整備されていて、クルマの駐車場も用意されている。目の前には食料品店も有りちょっとしたサービスエリア風となっている。

田土部駅 田土部駅手前には写真のような国土交通省の距離計測?の施設がいくつも建っていたが、どのような使い方なのかはわからない。
田土部駅は陸橋の手前の片ホーム。ベンチだけが置いてある。


小田城跡 小田駅
小田駅の手前では廃線跡は小田城跡の真ん中を通る。現在小田城跡は整備中のようで、ロードは西側をぐるりと迂回し、廃線跡はそのまま残すような感じになっている。
小田駅は芝生の広い公園のような感じで駅舎の基礎コンクリートが残されている。 駅前通りもあるのだが、寂れた状態は隠せない。

北条駅 北条駅は何も整備もされておらず、ホームも線路跡も放置されたままの状態だ。駅舎跡や駅前は新しい住宅地になっている。

さすが20Kmを歩くのは疲れる、硬い舗装路だから余計なのかも知れません。筑波山を正面にして最後の長い駅間を歩く。
筑波駅はバスとタクシーのターミナルになっている。15時30分到着。時間の良い土浦駅行きのバスに乗って、帰途につく。同乗のバスの乗客は10人程度の筑波山帰りと思われるハイカー達だ。
筑波山
筑波駅
(平成16年3月)
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