●長野県●
<中央線南木曽−田立間>・・・昭和48年廃止


ここは長野県南木曽町。やはり電化複線化を期に新線に変わったためにカーブの多い旧線が廃止された区間である。
南木曽駅から名古屋方面への現在線は真っ直ぐにトンネルに入るが、旧線は右にカーブして国道沿いに行く。旧線跡に入ると以前の駅である旧三留野駅のホームが残されており、その先にはSLのD51も保存されている。 しかし、この先は崖下を走る国道19号線の拡幅工事で切り崩されているが、すぐ先にはレンガの橋台を見ることが出来る。
南木曽南木曽

南木曽 廃線跡は歩ける状態ではないので国道を少し歩いて行き、トンネルから出た新線をくぐったちょっと先を左に入ると旧線の上に石積みの水路橋が架かっていた。今は手前に道路橋が出来ているが、当時は上が道路になっていたようだ。(今は通行止めになっている)


南木曽 国道とクロスする陸橋は当時のままだが、その先のカーブの築堤は崩されてしまい、木曽川鉄橋もまったく残っていない。電化直前にはこの陸橋のところから廃止まじかのD51の貨物列車を撮影した思い出があるのだ。

読書発電所読書発電所
木曽川を渡って発電所の上に行ってみると廃線跡らしい空き地と、その先には橋桁も残っている。

(平成16年4月)
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